【映画】『ブラックハット』を見た

　「マイケル・マン」監督、えっ、"マッチョ"マン役ではなくて、天才ハッカー！？を「クリス・ヘムズワース」で贈る、《監督らしい》渋めアクション映画です。

　ハッカーによる原発事故誘発、市場操作事件が発生・・・その目的および犯人を捕まえる為に米中が協力、また刑務所から天才ハッカーである「ニコラス・ハサウェイ」を一時釈放させてまで犯人を追跡する渋い、渋いアクション・サスペンス作品です。

　ちょっと唐突な感じはある部分もありましたが、捜査陣の人間関係、追跡プロセスに関わる旅路、適度で重厚なアクション・・・・・・全般的には良い映画なのですが、それが面白さに直結するかというと──微妙。

　見た順番が悪かったのかなぁ。私の中での前述した「クリス・ヘムズワース＝マッチョマン」印象が強くて、主人公に馴染むまで大分、時間がかかってしまった。他の配役さんは、私の勉強不足か、あまり特定の印象がついている方はおらず、すんなり浸透したのですけど。

　午後のロードショーで見るのは良いけど、劇場やレンタルで見る作品ではないかな。残念ながら。

(記：スッタコ小僧)