【書籍】『鍵穴 警部ヴィスティング』読破
「ヨルン・リーエル・ホルスト」著、政府要人が絡む為、少数の独自メンバで今回は捜査に挑む──警察小説、いや今回は"ただの"サスペンス小説です。
前回読んだシリーズの一作が捜査および謎解きも含めて大変面白かったとの記憶があったので、今作も楽しみに読み始めました。
~ただ、今回は趣旨が違うのか、真相に到達する捜査&謎解きに関わる面白さがなくて、ちょっとした捜査に関わるトラブルのハラハラ感のみ。~
邦訳は一桁目に該当しますが、シリーズ作品としては第十三作目なので、「こんな方向の内容でも書けるんだよ。」での変化球作品だったのかな。
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持病にて死去した元外務大臣の別荘から、とんでもない大金が発見される・・・。その現金の正体を突き止める為に抜擢された「ヴィスティング」警部。
秘密裡の捜査の為、現金は警部の家に隠して、警部が声をかけた一部のメンバで真相を探る事に。
やがて、絡まる近辺で発生した青年の失踪事件と───。
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幾ら秘密裡といっても、現金の保管方法も含め、こんな捜査が成り立つの!?時代的にも2000年代の話だし・・・・・・その点の疑問が付き纏い、イマイチ集中できませんでした。
また、あからさまな<ウィークポイント>メンバの投入も・・・・・・まあ、ハラハラドキドキを盛り上げるには仕方がないにしても、あまりに予想通りの失策&展開で意気消沈です。
まだ二作品目なのに・・・・・・もっとシリーズを読みたいと思わせてくださいよ。
(記:スッタコ小僧)
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