【書籍】『有頂天家族』読破
「森見登美彦」(もりみ・とみひこ)著、ジブリの『平成狸合戦ぽんぽこ』──とは全く違う、ブラック?ユーモア有、大立ち回り有、狸と天狗、そして人間が京都を舞台にドタバタドタバタ・・・和風ファンタジーです。
著者の名前は良く聞くけど、アニメ化された『四畳半神話大系』を見た事あるのみ。アニメ『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』は録画ハードディスクに埋もれたまま・・・・・・今回の初小説読了を機にアニメの方を消化しようかな。
本作もキャラクター原案「久米田康治」&「P.A.WORKS」で第二期まで映像、アニメ化されているようです。タイトルだけは知っていました。
てっきり神様家族の話なのかと思っていたら、化け狸一家のお話だったとは。
アニメ『四畳半神話大系』でも感じた、まあ、誰もが著者に抱く"一般的"な感想かと思いますが──不思議な味わいのストーリー、読後感を残す作品を描く著者だなぁ。
本作は"狸鍋"など、「えっ」と思える内容や親戚間の対立、不思議な師弟関係・・・等々、化け狸や天狗よりも、登場人物達の<関係性の不思議>が、とても印象に残る作品でした。
この"感覚"が著者作品の面白さなのかなぁ。そこまで嵌らないながらも、著者の他作品について読んで、また前述のアニメを見てみよう、との気になりました。
あらすじ?・・・いや、諸々の設定も含めて破天荒過ぎて書けないよ、読んでのお楽しみっと。
(記:スッタコ小僧)
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