【書籍】『特捜部Q-檻の中の女-』読破
「ユッシ・エーズラ・オールスン」著、政治的な思惑で作られた部署─そこへ部下を失い失意の警部補「カール・マーク」と一際変わったアシスタント「ハーフェズ・エル・アサド」二人の捜査を描く"警察"小説です。
"ハラハラドキドキ"のサスペンス──シリーズ初回の為、部署創設エピソードや登場人物の読者への浸透させる課題もあるのに簡単にクリア、読み始めると事件の推移、結末が気になり、<一気読み>です。
ド派手な展開はないけれども、映像化したら面白いだろうなぁ・・・と思っていたら、既にシリーズ作品数冊分、ドラマ?化されていたとは。
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過去の未解決事件を掘り起こして捜査する・・・現在発生中の事件で手一杯なのに、そんな処へ人員は割けない、でも予算はつく。
予算獲得、捜査チームの協調を乱す「カール・マーク」警部補の厄介払い先として、設立された「特捜部Q」。
最初の事件に五年前にフェリーから障害と持つ弟を残し失踪した女性議員の事件を追う事に。
2002年~2007年、各視点が絡み合い、そして結末へ。
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犯人や動機は"バレバレ"状態ですが、<そこに辿り着くまでの捜査過程・内容>が本作の魅力なので。
失踪前の女性議員視点からの──で、目が離せない、というか"読み止め"ができない展開が盛り沢山です。
本シリーズ、今後続巻を読み進めるのが大変、楽しみです。
(記:スッタコ小僧)
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