【書籍】『死亡告示 トラブル・イン・マインドⅡ』読破
どんでん返しの帝王「ジェフリー・ディーヴァー」著、前作『フルスロットル』に続く短篇集(まあ、分冊なんですけど)第二弾です。
今回も著者の"お得意処"が光る、光っている──ただ、冒頭で短編では冒険するような記載があっただけに、"異色"・"意外"と私が感じる作品が少なくて、少し拍子抜けというか、寂しかったかな。
加えて、「リンカーン・ライム」が登場する作品の質が・・・・・・まあ、ボーナストラックレベルだと言われれば、そうなのですが、ちょっと他の収録作品と比較して見劣りが激し過ぎません?。
■「プロット」
大好きなスリラー作家が死亡してしまった。。。ただ、その死の状況から、ただの心臓発作と信じられずに単独捜査を開始する大ファン、「ジミー・マロイ」巡査部長。
果たして、巡査部長が辿り着いた真相とは──。
■「カウンセラー」
人に悪影響を及ぼす因子・・・"負の(negative)"と"ミーム(meme)"を組み合わせた造語"ニーム"と戦うカウンセラー。
その撲滅方法とは──。
■「兵器」
新型兵器の情報を得る為、違法な取り調べも辞さない、民間企業に隠れた政府とも繋がりのある組織。
甚大な被害をもたらすという新兵器の情報あり。情報取得の為に動き出すと──。
■「和解」
幼い頃、かまってもらえなかった為、父親嫌いで育った男。仕事の為に久しぶりに故郷に戻った時、父の本当の姿を知る・・・・・・。
---どの作品も、一捻りあり、最後の最後まで楽しめます。
■リンカーン・ライム「死亡告示」
感想は前述。
■「永遠」
中編のボリュームで、数学──統計が得意なデスクワーク!?メインの「タルボット・シムズ」刑事が、不審な心中事件、いや事件そのものを初めて手掛ける作品です。
もう少し統計学を駆使している点が、ストレートに伝われば・・・新たに魅力的なヒーロー登場!!となったかも、、、いや厳しいか。
---兎にも角にも、安定、期待通りの面白さを提供してくれました、流石、著者。
(記:スッタコ小僧)
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