« 2024年4月 | トップページ | 2024年6月 »

2024年5月

2024年5月30日 (木)

【書籍】『京の絵草紙屋 満天堂 空蝉の夢』読破

 「三好昌子」著、捨てた過去を持つ侍──今は、「月夜乃行馬(つきよの・いくま)」と名乗り、物語を書く男の行く末を描いた時代小説です。

あらすじを読んだ所、少し"怪談"含みのミステリ系小説かな、と思ったのですが、<ところがどっこい、悲恋、ヒューマンドラマ、ミステリ、剣戟あり>の作品でした。

 序盤は、文量少ないけど、なんか読みにくい(というか場面が把握しづらい?)と思ったのですが、読み進める内に登場人物達に惹き込まれてしまいました。

 てっきりタイトル等から、シリーズ物の続編か・・・と構えていたのですが、本一作で閉じている模様、良くここまでスッキリとまとめて、満足のいく読後感を与えてくれたよ、と感心です。

 今までにない味わいのミステリーだったなぁ、時代背景とかではなくて、私があまり触れてなかった系というか。

著者の受賞作『京の縁結び 縁見屋の娘』、俄然、読みたくなってきました。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『自由研究には向かない殺人』読破

 「ホリー・ジャクソン」著、大学受験間近の女子高校生「ピップ」が5年前に住む町で発生した事件の謎を"研究する"推理小説──いや、宣伝文句を借りるなら《傑作謎解きミステリ!》です。

 「なんだヤングアダルトミステリか。それともコージー・ミステリ?。ここ最近、それ系で当たりを引いた事がないんだよね。」とあまり期待せず、読み進めたのですが、「ジェフリー・ディーヴァー」が描く「リンカーン・ライム」シリーズの《ヤング版》かよ!?と見紛うばかりの内容でした。

 作業記録、インタビュー録音、SNSでのやり取りに──諸々の情報が"視覚化"されていて、読み進め易くて、そして面白い。

当初、本作に感じていた雰囲気とは異なる”ズンッ"と来る真相でしたが、《通した雰囲気》と面白さのインパクトが強烈でした。

~~~~~~~~

 5年前に一人の女学生が行方不明になり、そのボーイフレンドが数日後に自殺する。友人達の証言や証拠から、被疑者死亡で事件は即、幕を閉じる。。。そんな"ずさんな"捜査で事件を終わらして良いのか、そして何より"彼"が犯人とは思えない「ピップ」。

 事件の真相を暴けるとは思っていないが、"彼の犯行"に疑義、再捜査のキッカケになればと事件を自由研究の課題とする──。

~~~~~~~~

 えっ、本シリーズ、もう四冊も邦訳されているんだ、これは読まねば!!。

(記:スッタコ小僧)

【ゲーム】携帯機に集中

 ──とは言っても、PSPはD端子ケーブル⇒FRAMEMEISTER経由でテレビに映してでしたが。

 まずは「ネオジオポケットカラー」[NGPC]で、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ ポケットアドベンチャー』[NGPC]です。

良質なアクションゲーム、やっとZONE5へ到達です、このまま集中してクリアに持って行きたいところだけど・・・・・・リングを50個以上もった状態で各ZONE・ACT1クリアで行ける3D(手前から奥へ)のスペシャルステージを、まだ一回も見れていない。。。

 次はモノクロの「ネオジオポケット」[NGP]で、育成シミュレーション?『めろんちゃんの成長日記』[NGP]をプレイです。

所持しているNPGCが後期型だからか、加えてNGPは最も初期の型だからか・・・液晶が大分、見にくくてまいった。

Ngp1

本作、時間経過が上記で表されるのが難点です。針はアナログ時計の短針で良いとしても、日中と夜を示す外周の"日時計"が把握しづらい・・・・・せめて、詳細で現在の時刻をデジタル表示してくれれば良かったのに。違った、日時計は太陽の位置か、若干、分かりやすくなった。

 その為、朝と夜を間違えて指示してしまい、やり直しを繰り返して、結局、次は「また初めからプレイしよう!」状態です。

 次はPSPで海外ソフト『MIDWAY ARCADE TREASURES EXTENDED PLAY』[PSP]をプレイです。

PSPってリージョンが緩いようで、当時、海外ソフトを遊べるって凄い貴重だったなぁ。

 ネット動画で見たポリゴン版(ドリキャスのではなくて)『モータルコンバット』に魅せられたわけですよ。セガサターンの『~Ⅱ』で初めて本シリーズを経験した時は、「なんだ、このクソゲーは・・・」と思ったものですが。(PSの『モータルコンバットトリロジー』も結局、"合わず"に売却。。)

 そこでPSPでプレイできた『MORTAL KOMBAT UNCHAINED』[PSP]は、とても良かった、スタイルチェンジに肝のFATALITYも。

ムクムクと評価を好転させたシリーズ、そして原点をプレイしたくなった所、本『MIDWAY ARCADE~』の存在を知る──「おっ、MK、MK2、MK3」まで収録されているじゃん、と。

 少し話が脱線するけど、なんで海外ソフトのマニュアルは・・・・・・モノクロ&簡素というか、絵が足りないのだろう。日本のと比較すると"華やかさ"が無さ過ぎて、吃驚しますよ。

 初代『MORTAL KOMBAT』を「スコーピオン」でプレイ、FATALITYコマンドが一番楽なはずが(2キャラ離れて、ブロック押しながら上・上)出ない~~やっと出た、と思ったら、vs.「ゴロー」!!。

Img_6410

コンティニューしまくり、1本はコンスタントに取れるようにはなったのですが・・・・・・今回は根気が続かず、終了です。

次は妙にプレイしたくなる『MARBLE MADNESS』をプレイです。

Img_6414

単なる<球転がし>なんですが、重力/重さを感じる操作感が癖になるのですよ。

 最後はPSPで三部作クリアを進めている『英雄伝説 ガガーブトリロジー 朱紅い雫』[PSP]、鉱山都市かな「ギア」に着いたぞ。

ちょっと"オーソドックス"過ぎて、進みが遅い、前作は戦闘部分で不便ながら少し味があったのになぁ。

(記:スッタコ小僧)

2024年5月26日 (日)

【書籍】『隠された鍵 ミステリー傑作選』読破

 「日本推理作家協会」編の推理──いや、これ推理か?と思う作品もありつつも"良くも悪くも"強烈なインパクトを残す短編集です。

~まあ、正統派から"キワモノ"まで・・・どれも強烈に記憶に刻み付ける作品ばかりでしたよ。~

 前回読んだ別出版社の短編集は、私によっては"デジャヴ"ばかりの内容且つガッカリな感想だったので、本作は丁度良い<上書き>になりました。

前回の作品が2022年で、本作が2008年発行という点が、物凄く残念な点なのですが・・・・・・大丈夫か、日本の推理小説界は、と。(どうだろう、「日本推理作家協会」編の2022年などの短編集を読んでないので、まだ不安を感じるのは早いか。)

 さて、収録されている作品は以下の通り。

・『伝説の星』石田衣良

・『DECO-CHIN』中島らも

・『ゼウスの息子たち』法月綸太郎

・『虚空楽園』朱川湊人

・『光る棺の中の白骨』柄刀一

・『愛書家倶楽部』北原尚彦

・『プロセルピナ』飛鳥部勝則

・『大松鮨の奇妙な客』蒼井上鷹

・『犬の写真』池永陽

(記:スッタコ小僧)

 

【映画】『万引き家族』を見た

 「是枝裕和」監督、「リリー・フランキー」さん、「樹木希林」さん、「安藤サクラ」さん、「松岡茉優」さん、そして子役の方──本当に印象に残るヒューマンドラマ作品でした。

~良く普通の土曜日の映画枠で放送できたなぁ。~

 上記が"映像的"に率直に思った感想です。「PG12」は、タイトルにもある"犯罪"からのレーティングかと思ったのですが、どちらかというと"あっち系"の映像インパクトが強すぎた結果なのではないでしょうか。(営み・・・夫婦の─や長女のバイト部分)

 どちらかというと邦画はあまり見ない方だし、作品もSFやアクションと偏っている私。

また権威ある〇〇賞を受賞──作品は、どうも小難しいというか、ハードルが高くて本作も「どんな作品か一度は見てみるけど、"ながら"視聴になってしまうかなぁ。」と思っていたのですが・・・・・・。(実際にゲームマニュアルや各ハードのソフト一覧カタログを"つらつら"読みながら、視聴開始)

 前述の映像影響ではないですが、いやぁ、見入ってしまいましたよ。

もっと"ゆったり"というか"のんびり"と退屈──いや、静かなシーンばかり続くのかな、と思いきや、結構、"色々と動き"ある作品で見ていて、飽きてこない。

 重いテーマでしたが、当初、想像していた・イメージしていたより"暗い"作品でなくて、良かったかな。(もっと暗い結末で、観た後に引きずる作品かと思ってました。)

 監督の『海街diary』や『そして父になる』は、本当に"ながら"見で終わってしまったと記憶しているのですが、まだ録画して見ていない『三度目の殺人』とか少し視聴が楽しみになってきました。

(記:スッタコ小僧)

2024年5月25日 (土)

【ゲーム】『めろんちゃんの成長日記』[ネオジオポケット]アイテムリスト

 雑誌『ネオジオフリーク』の記事より。雑誌を破棄する際、切り取っていた記事の一つです。

そこ頃、ネオジオポケットは確か所持してなかったと思うので、良く取っておいたもんだ・・・・・・。

ネオジオポケット購入時の想い、所持ソフト一覧は、こちら

 本作はこれから「手に入れたけど休眠状態だったネオジオポケット(≠カラー)」で、今後プレイしていく予定。

少し触りをプレイしたけど──いやいや相当、ぶっ飛んでいるなぁ。加えて、本記事にてアイテムを記載していくと──いやいやいや、ADKさん、どったの?と吃驚の内容です。(カップラーメンを食べると「怒り」上昇って。インスタントで済ませたから、それともインスタント食品ばかり食べていると"怒りっぽく/イライラしやすく"なるという──)

表.めろんちゃんの成長日記アイテムリスト
アイテム名 価格 行動P 備考
ジュース 100 +5 安い値段で喜ぶ
コーヒー 100 +5 夜遊びをしやすくなる
ミルク 200 +10 やさしい気持ちになる?
スポーツドリンク 100 +5 [体育会系]上昇
草汁 200 +10 少し機嫌が悪くなるが、健康にはいい
おにぎり 100 +10 安い割にはお得
サンドイッチ 200 +15 割とお買い得
カップラーメン 300 +20 [怒り]上昇
コンビニ弁当1 400 +25 [心][普通]低下
コンビニ弁当2 500 +30 1よりは[心]の低下量が少ない
プリン 100 +5 [大好き]少し上昇
ケーキ 200 +10 [大好き]上昇
お菓子 200 +10 気分が少し晴れる?
素材/肉A 500 +20 [大好き][普通][良い][怒り]上昇
素材/肉B 700 +30 同上
素材/肉C 1500 +40 同上
素材/魚A 700 +20 [高飛車][悪い]低下
素材/魚B 1000 +30 同上
素材/魚C 1500 +40 同上
素材/野菜A 500 +20 [大好き]低下
素材/野菜B 1000 +30 同上
素材/野菜C 1500 +40 同上
チャーハン 料理 +30 [元気][大好き][喜び]上昇
サラダ 料理 +30 [元気][心]上昇,[大好き]低下
焼そば 料理 +35 [大好き][不安]など上昇
スパゲティー 料理 +35 [怒り]上昇
野菜炒め 料理 +40 [大好き]-10
赤飯 料理 +35 特にイベントはない
ハンバーグ 料理 +50 肉Aでこれが作れるようになればひと安心
おでん 料理 +50 [行動]+50程であれば,料理Pが上がってきた証拠
カレーライス 料理 +60 [怒り]上昇
天ぷら 料理 +65 [悲しい]少し上昇
寿司 料理 +70 [不安]少し上昇
ステーキ 料理 +80 [悲しい]上昇
鍋物 料理 +80 ステーキより[大好き]の上昇量が少ない
宇宙食 1500 +70 高い割には[行動]以外の上昇量が少ない
Cレーション 2000 +80 [賢さ][心]低下
普通の薬 2000 家にいながら病気を治せる
イケてる薬 4000 全回復 病気を治し,[行動]P全回復
元気ドリンク 1500 +5 [元気]上昇,[頑張り]低下
頭脳ドリンク 1500 +5 [賢さ]上昇,[頑張り]低下
ビビっとくる薬 1000 +20 [賢さ]上昇,[頑張り]低下
気分がイイ薬 300 +10 [賢さ][頑張り][心]少し低下,[喜ぶ]+40
シャンプー 500 [良い]上昇★3点で[高飛車]+3
ボディソープ 500 [体育会系]上昇★
トリートメント 500 [普通]上昇★
2000 -5 [料理]+20,[心]が低下
フライパン 1000 -5 [料理]+10,[頑張り]-10
ピアノ 2000 [芸能][頑張り]上昇,[体育会系]かなり低下
携帯電話 5000 -5 [賢さ]低下,かなり夜遊びし易くなる
ポケベル 4000 -5 携帯電話の廉価版,睡眠Pの低下無
CD 3000 [大好き][心]上昇
お人形 1000 [大好き]+5
ゲーム機 10000 [頑張り][夜遊び][暗い]上昇,睡眠不足気味へ
マンガ 400 -2 [暗い]上昇
小説 400 -2 [賢さ]上昇
写真集 1000 -2 [心]が豊かになる?
料理ブック 800 -2 [料理]上昇,[高飛車]大幅低下
ファッションブック 700 -2 [高飛車]上昇
情報誌 700 -2 [賢さ]上昇
聖書 1000 -2 [良い]大幅上昇,[悪い][夜遊び]大幅低下
旅行ブック 1300 -2 [暗い]低下
いけない本 2000 -2 [悪い]大幅上昇
少年雑誌 500 -2 [体育会系]上昇
少女雑誌 500 -2 [体育会系]低下
化粧品セット/1回で使う 1000 コマンド3回まで可,アイテム贈与1回消費
メガネ 2000 -5 [良い子タイプ]へ変身
リボン 2000 -5 [普通タイプ]へ変身
指輪 5000 -5 [頑張り]少し低下,全性格+10
ブレスレット 10000 -5 [心]大幅に上昇
イヤリング 5000 -5 [喜び]以外の感情全て-50
ネックレス 15000 -5 [大好き]大幅上昇
香水 2500 -5 [化粧][夜遊び]上昇,[料理]低下
バッグ 4000 -5 [普通]が大幅上昇
体操着 5000 -5 [体育会系]上昇,[高飛車]-5
水着 5000 -5 [体育会系]上昇,[高飛車]+5
パジャマ 5000 -5 睡眠時回復量3倍,[高飛車]上昇
ネグリジェ 8000 -5 睡眠時回復量3倍,[高飛車]上昇がパジャマより大
バニースーツ 20000 -5 [高飛車]上昇
プリンセスドレス 40000 -5 全性格&感情少し上昇
15000 -5 全性格&感情少し低下
アヒル 1500 -5 全性格&感情少し低下
リアリー・ティル 25000 -5 全性格少し上昇
ロードラン 30000 -5 リアリーよりも全性格上昇量大
ゴミ袋 10000 -5 全性格&感情少し低下
段ボール箱 5000 -5 全性格少し低下
花束 1000 -2 [心]上昇
鉢植え 1000 -2 [大好き]上昇
花の種 300 -2 [心][大好き]少し上昇
金の延べ棒 30000 -5 [高飛車]上昇,[大好き][頑張り]低下
うさちゅーぱんつ 4000 -5 バニーガールになる,既になっている場合は星へ
ミラーボール 10000 -5 星になる
天才帽子 10000 -5 [賢さ]上昇
くまちゅーぬりえ 5000 -5 全性格を少し減らし,身長を1段階戻す
洗剤 5000 -5 全能力&性格&感情を初期値に戻す
接着剤 5000 -5 容姿3日間固定,全感情+5
他人のサイフ 5000 -5 悪魔に変身,悪い系Pが上昇
UFOビデオ 3000 -5 宇宙人に変身,[賢さ][高飛車][良い]少し上昇
他人のプレゼント 3000 -5 怒る
不思議草 5000 -5 衣装欄に[花]追加
道楽の壺 20000 -5 [高飛車][喜び]大幅上昇
ただの置き物 0 -5 [不安]上昇
ピラミッドパワー 15000 -5 全能力&行動&性格&感情上昇
料理包丁 10000 -5 [料理]Pが鍋2つ分上昇
汗ばんだジャージ 10000 -5 [体育会系]大幅上昇
漂白剤 5000 -5 小麦色の肌が翌日,色白になる
私服 6時間毎に[普通][喜び][良い]上昇,初期着用
セーラー服 私服と同じ数値が上昇,中学で自動着用
全性格と[喜び]が上昇,天然で猫へで入手
まずいメシ +12 悲しい気分になる?料理失敗により発生

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『グリーン家殺人事件』再読

 「S・S・ヴァン・ダイン」著、アマチュア探偵「ファイロ・ヴァンス」(偽名)が犯人の描いた"絵"(=事件)を読み解く本作推理小説です。

少し後半が引き延ばし過ぎとも感じましたが、本作品は再読すればするほど──何だろう、沁みる。

 推理小説としては、基本・基本の内容なのに、どうしてこうも色褪せないのだろう。基礎が"ギュッ"と詰まっているからだろうか。

著者の作品は(昔は結構、映像化されているようですが)、実写化したら正直、地味過ぎて退屈な作品であり、驚きも少ないでしょう。

 でも小説として読むと現実感が際立ち、読んでいて心地良い──「推理小説読むぞ⇒読んだ~」という実感が味わえる作品です。

 当初はブログに記載できていない作品までの再読予定でしたが、この勢いだと全作に手をつけてしまいそう。

~~~~~

 ニューヨークの「グリーン屋敷」、そこには遺言により"縛られた"母と子供達の6人が暮らす。

長女の射殺事件を契機に屋敷にて、事件が発生し続ける。。。

事件は繰り返され、警察も「ヴァンス」も事件を止める手立てがなく──。

~~~~~

 さて、最後にシリーズ一覧と感想へのリンクを。

表.[ヴァン・ダイン]全集
作品名
ベンスン殺人事件
カナリア殺人事件
グリーン家殺人事件
僧正殺人事件
カブト虫殺人事件
ケンネル殺人事件
ドラゴン殺人事件
カシノ殺人事件
ガーデン殺人事件
誘拐殺人事件 
グレイシー・アレン殺人事件
ウインター殺人事件

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『Jミステリー2022 SPRING』読破

 光文社文庫編集部・編、日本ミステリーの最前線をいく執筆陣達の競演!!──短編推理小説集です。

~うわっ、名前を知っている人ばかり、どんな短編を繰り出してくるんだ、楽しみ──・・・だったのですが。。。~

 ストーリー、構成、真相に"デジャヴ"感満載。果ては連作短編集からの抜粋一篇って何?。体験版ではあるまいし、なんで"きっちり"完結する作品を持って来ないんだよ!!。

 表装は煌びやか、デザインも凝ったつもりなんだろうけど、中身がこれでは・・・・・・。

ここ最近、海外の推理モノ短編集作品では感銘を受ける事がなかった。日本の推理作品はまだ大丈夫だろう、と油断してました。

 まあ、<偶々>だったと思いたいです。

 さて、収録されている(謳い文句に従えば)"全編新作書下ろしアンソロジー"群は以下の通り。

・『リノベの女』東野圭吾

・『ある部屋にて』今村昌弘

・『立体パズル』芦沢央

・『叶えよ、アフリカオニネズミ』青柳碧人

・『目撃者』織守きょうや

・『黒猫と薔薇の折り紙』知念実希人

(記:スッタコ小僧)

2024年5月24日 (金)

【テレビ】『岸辺露伴は動かない』実写版を見た・Part4

 『ジョジョの奇妙な冒険』の「荒木飛呂彦」原作、第四部のスピンオフ、「高橋一生」さんが「岸辺露伴」を演じる実写化第四弾、まさか実生活で編集者「泉京香」役の「飯豊まりえ」と──は吃驚しました。(過去の感想へのリンクはこちら。第一弾第二弾第三弾

 劇場版の方が先に放送されたけど、時間が取れなくて、まず一時間程度で終わる第9話『密漁海岸』を視聴しました。

~相変わらず"うまい"原作アレンジのストーリー、原作雰囲気にあった演出&演技が楽しめました。~

 「露伴」の能力説明、イタリア料理店を営む能力者「トニオ・トラサルディー」との出逢い、そして密漁海岸本編内容へ。

「トニオ」との出逢いにそんなに尺を使って大丈夫かと思ったのですが、見終わってみると適度な塩梅。

 逆に「露伴」「京香」「トニオ」の<やり取り>があってこそ、そこが一番楽しめた──ぐらいの内容でした。

 本実写化シリーズ、一生さん(その他の方も)があまりにも役に嵌っていて、結構、頻繁に見ていると錯覚していたのですが、年一単位での放送スパンだったのか。

 原作コミックは巻数少ないよね、まだストック残っているのかな。いや、小説化版もあるぞ、なんにせよ、まだまだシリーズ続けて欲しいなぁ。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『最後の一撃』読破

 「エラリー・クイーン」著、小説家兼探偵「エラリー・クイーン」がまだ"探偵駆け出し"の頃に遭遇した事件を後に解き明かす推理小説です。

~はぁ、シリーズ全作品が新訳されないのが分かったような気がする。。。~

 読者への挑戦状も挟まれているだけに"贈り物"の謎、相当期待したのですが・・・・・・。

構成、ストーリー建ては相当良いんだけど・・・1905年の事件の要因、1929年の年末・1930年の年始にかけての事件発生、そして1957年の種明かしと。

 やっぱり残念なのは、謎の肝が【内輪ネタ】のように感じてしまう事。これでは楽しめないですよ。

まあ、お国柄も関係してくるかもしれないけど、うーん片方は許容できてももう片方は──やっぱり、許せない。

 私は本作初読と思っているけど、過去に読んでいたとしたら「そりゃ、すっかり忘れているよ。何もかも。」と思える内容なので、再読でも驚きません。

 最後に著者の作品一覧と感想へのリンクを。

『エラリー・クイーン完全ガイド』

(記:スッタコ小僧)

2024年5月19日 (日)

【映画】『モータル・コンバット レガシー』を見た

 ドラマか、PVなのか・・・一話約10分程度の作品を9話まとめた原作はゲームのSF・アクション作品です。

クリアプレイした事がないのですが、格闘ゲーム大好きっ子なので、少しは集めているゲームシリーズです。

 その為、昔の実写化映画も見ています、第一作目もブログ開始してから見たはずだけど(再見)感想を記載していないなぁ、感想へのリンクは『モータル・コンバット2』のみと。

 「真田広之」さんが出演した版を見る前に丁度、見かけた本作を見てみる事にしました。

2011年ぐらいの作品なので、特撮(映像技術)も発展しているし、結構、見れる作品になっているのでは──と楽しみに見始めました。

・あれっ、何で特撮ではなくて、アニメーション演出を入れるのだろう。。。(EPSODE4-5:キタナとミレーナ Part1・2

・素直に日本人の吹き替えを使おうよ、無理くり出演者に日本語を喋らせるのではなくて。

 流石にイントネーションが。。。しかも、子供は日本人なのか、きちんとした発音なので大人達との差分で違和感が更に際立つ。

 2011年でも、こうなってしまうのか。真田さんが日本を描く海外ドラマで出演者について日本人に拘った理由が身に染みてしまう。。。

 (EPSODE7-8:スコーピオンと絶対零度(サブゼロ) Part1・2)

・テロップで何で「ケヴィン・タンチャロエン」監督、あんなに自信満々な謳い文句を・・・いや、なんで「ライデン」のストーリーをあんな内容に!?。(EPISODE6:ライデン)

 その他のエピソードは一応、"アクション"映画としては見れましたが、"モータル・コンバット"感が・・・「えっ、見せてくれないの?」「えっ、技は?」等々、物足りない点が多々ありました。(EPISODE1-2:ジャックス、ソニアとカノウ Part1・2EPISODE3:ジョニー・ケイジEPISODE9:サイラックスとセクター)

 うーん、"リアル"に近づけたかったのか、でも"ゲーム(表現)"にも寄せている部分もあるし───なんだか、中途半端な演出だなぁ、と全体的に感じた作品でした。

 もう少し"はっちゃけ"てくれた方が、本ゲームに合っているのかと。各話の時間も10分程度と短いだけに、映像的にもう少しインパクトがある内容が欲しかったなぁ。まあ、10分と考えるとその短さに意味あるストーリーに盛り込んだ点は、褒めるべきなのか。。。

(記:スッタコ小僧)

 

【映画】『クリッター4』を見た

 前作の最後から、まあ、続くんだろうなぁ──とは思っていたけど、SF・宇宙モンスター作品の最終作です。

せめて最後の最後、少しはマシになって有終の美を・・・・・・の願いも空しく、前作に輪をかけて"ヒドい"作品となっています。

~もう、どうしちゃったの。前作と本作セットなのに映画一本分の予算しか与えられずに脚本家が怒り狂った結果などのトラブル!?。~

 狭い宇宙船内でのパニック・・・まあ、在り来たりな展開だけど、そこをどうしてここまで訳分からなくできるのよ、変な謎とか思わせぶりで何もない伏線を描くなんて──削られたの??。

 何よりも"ヒドい"と思ったのは、場面と一致しないBGMの数々・・・・・・はぁ、改めて"BGMって凄く大事"という事を反面教師として味合わせてくれますよ、本作は。

 そんなBGMをかけるなら、環境音だけで良いよ、本当に。。。

 監督「ルーパート・ハーヴェイ」、"シリーズ通しての助演"は「ドン・オッパー」さんで良い!?シリーズファンへのサービスかもしれないのですが、最後の最後であの人物造形は何よ・・・・・。

 もう、ツッコミというか「ガクッ」とする内容が多くて多くて・・・まだ、苦笑できたらそれなりに楽しめたかもしれないのですが、「SF・ホラー・コメディ」は前述の通り、ホラーとコメディをも削った「モンスター映画」。特色も何もない、終わるべくして終わったシリーズ。

 3~4作目の内容は本当に致命的、リメイクやリボーンの可能性を"ぶっ潰す"内容と言って過言ではありません、本当に残念。

~~~~~~

 絶滅種として卵を保護された"クリッター"、誤って配達機に入ったままの"(自称!?)地球の賞金稼ぎ"「チャーリー」を乗せたまま、何故か回収されずに漂流中。。。

 そこへ地球へ帰宅途中の宇宙船が通りかかって───。

~~~~~~

(記:スッタコ小僧)

2024年5月18日 (土)

【映画】『クリッター3』を見た

 はあ、二作目はとても良かったんだけどなぁ。まあ、映画、またゲームでも三作目は鬼門である事が多々あるし。。。

「クリスティン・ピーターソン」監督、生まれたばかりでも相当知能あり、集団で襲ってくる"大ぐらい"モンスターを描くSF・ホラー・コメディです。

 うーん、ホラー要素は1割に満たないぐらいしか残していない、そして変に"ハズしている"コメディ部分が見ている方も辛い。

~本当、どうしてしまったの?と思う内容です。~

 盛り上がらない展開だなぁ。パッケージの「今度はニューヨークで大暴れ!」は、ほぼ詐欺レベルじゃん。

大都会に来たけど、暴れ回るのは管理人による立ち退き"いじわる"が実行されているボロアパート内、登場人物も・・・えっ、十人いたっけ。。。

 まあ、覚悟はしてましたよ、だってパッケージで謳っているの「レオナルド・ディカプリオが本作で映画デビュー!」だもの。

そこしか推せる部分がなかったんだろうなぁ──って臭がプンプンだったので。

 全くその通りの作品で、驚いたのなんのって・・・。

まあ、予算がなかったのでしょう。前作で"相当つぎ込んだ"というか、脚本およびネタ的に前作でやり切った所を・・・無理くり続編をだったのかなぁ。『エイリアン3』に匹敵するガックシ三作目ではないでしょうか。

~~~~~

 キャンピングカーで家に帰宅中、パンクにより一休みした父・娘・男の子の家族。

そこで出逢った、「えっ、宇宙怪物と死闘」!?の話をする男。

全く話を信じなかったのですが、キャンピングカーの下部に卵が複数・・・・・・。

~~~~~

(記:スッタコ小僧)

2024年5月17日 (金)

【映画】『クリッター2』再見

 本作を面白く見るには第一作目が必見!!、凶悪&大食漢の"ハリネズミ"型宇宙モンスターが大暴れするシリーズ第二弾、SF・ホラー・コメディです。「ミック・ギャリス」監督作品。

 タイトルのモンスターもですが、巻き込まれる地球人側、また宇宙人側についても前作から引き続いて──がある為、見ていないと面白さは半減すると思います。(なので見る時は注意です。)

 やはり続編──二作目で長期シリーズ化するかどうか、天王山、分岐点ですね。その点、本作は"合格点"しかも、かなりの高得点作品だったと感じました。

 ストーリーや登場人物達を含めて二転三転する展開、《ホラー・コメディ》の同居って、相当、センスというか、【その当時のノリ】に乗れないと難しい作品だと思うので、そこがクリアできているのが凄いです。

 いやぁ、この頃の"キャラ作り"は、"うまい"よね、まあ、偉大な先人達(数々の作品)による積み上げからの発想なのですが。

~~~~

 あの騒動から二年後・・・復活祭に祖母を訪ねて、あの事件の町に戻ってきた「ブラッド」。

しかし、町には前回の"クリッター"が遺した大量の卵が・・・その卵を冷え冷えの物置小屋から持ち出された事から、"クリッター"大量孵化!!

一方、"クリッター"退治の賞金稼ぎ達も、任務未完を把握し地球へ向かう。。。

~~~~

 第一作目が記憶より色褪せていたので、正直、二作目はあまり期待せずに視聴開始したのですが、意外や意外。

確かに第二作目の最後というか展開が記憶に残っていただけの事はある。

 あと第三作と第四作の二本か。全く内容を記憶していないので、見てない(初見)だと思うのですが、昔に見たけど「あまりにつまらなく、記憶に残るシーンもないので忘れた」ではないと良いのですが。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『シャイニング』読破

 「スティーヴン・キング」著、近代"ホテル"を舞台にした《幽霊屋敷》モノ、ホラー小説です。

正直、舞台を洋館としたゴースト物は怖くない・・・まあ、日本人なので洋館独特の雰囲気(装飾や小道具)が"ピン"と来ないのだろうなぁ。

やはり自身の経験や記憶で、その場(雰囲気含む)が想像できた方が恐怖を感じるので・・・・・・。

 本作を実写化した「スタンリー・キューブリック」監督・「ジャック・ニコルソン」主演の映画は、とある場面を描いたパロディで知り、実際に映画版を見たのは大分後です。というか、最近のはずなのに、あれれっ、ブログに記載がない。

 映画版は、確かに独特の雰囲気でとても印象に残る作品でしたが、歳の影響もあると思うのですが、ぶっちゃけ怖くなかったです。

また吹き替えで聞き逃しか、字幕をきちんと見てなかったのか、タイトルである"シャイニング"の意味も本原作を読むまで把握できてなかった。。。

 後半にブログ記載順で私が読んだ/(実写化されて)見た著者作品の感想へのリンクを貼りますが、私の中では「その知名度の割には、そこまで──」という感想を持つ小説家さんでした。

 でも今回、著者の三作目、本作を読んで《やっとその本来の凄さ》が(私の中で)感じ取る事ができました。

【キングの精髄この一作にあり!】との宣伝文句に納得です、近代・独特の能力&展開を含めたストーリー、成程、これが"キング節"かと。

~~~~~~

 癇癪にて仕事を馘になり、家族と共に冬に閉ざされるリゾートホテル「景観荘(オーバールック)」の管理人として過ごす事になった「ジャック」。

 現在は仲直り──癇癪が起こした事件で離婚も考えていた妻「ウェンディ」、"かがやき"と呼ぶ能力を秘めた少年「ダニー」。

厭な予感、そして"友人トニー"の警告に怯える「ダニー」・・・大好きなパパの為、その不安を押し殺して過す事に──。

~~~~~~

 著者の作品でブログ記載した感想へのリンクを記載順で。

『夜がはじまるとき』『夕暮れをすぎて/夜がはじまるとき』『第四解剖室』『任務の終わり』『呪われた町』『スタンド・バイ・ミー』

また、著者原作の映画化作品の感想も同様。

『アトランティスのこころ』『ミスト』『デッドゾーン』『シークレット・ウインドウ』『ニードフル・シングス』『クリスティーン』『セル』

(記:スッタコ小僧)

 

2024年5月14日 (火)

【書籍】『毒の目覚め』読破

 「S・J・ボルトン」著、幼い頃の"事故"により顔に傷を負い、人との付き合いを避けて・避けて過ごす獣医「クララ」──彼女が巻き込まれた"蛇"に纏わる事件を描くサスペンス小説です。

 推理を楽しむというより、<敵は何処!?>のドキドキ、サスペンス感を味わう作品です。

 当初、(私が)想定していた真相(謎)から"背景"が──「えっ、こっち!?」と思う点はありましたが、成程、ここに繫げるのか、最後まで読むと納得の内容でした。

 登場人物達は全て味があり、「クララ」のその後──が気になるので、シリーズ化して欲しい所ですが、本著者は毎回"新しいヒロイン"を繰り出すのも特色らしい、残念。

~~~~~

 村で蛇に起因した事件が続く・・・。獣医、その知識から隣家で発生した事件に巻き込まれた「クララ・ベニング」。

爬虫類の専門家も合流し、事件の深みに嵌っていく事に。

 村の過去、過去に秘められた事件の要因とは────。

~~~~~

(記:スッタコ小僧)

【アニメ】『ゴールデンカムイ(第四期)』を見た

 「野田サトル」原作漫画、日露戦争後──北海道を中心とした隠された金塊を巡る"アウトロー"達の争奪戦!!、アクション!?コメディ!!サスペンス作品のアニメ化、第四期です。

 「キロランケ」から「アシリパ」奪還、あの大盛り上がりの第三期から今回どうなるのだろう、”トーン"ダウンしないかなと心配したのですが、そんな心配・・・吹っ飛ばしてくれました。

~えっ、こんな"サイコパス"面々登場する話だっけ・・・いや、そうだった、脱走した囚人達を追跡する作品だったわ。。。~

 新たに登場する強烈な囚人、既に登場しているも、「えっ、こんな"裏"顔が──」と過去エピソード、もちろん"笑い"も忘れずに繰り出してくる、繰り出してくる。

 いやぁ、続いている作品、やっぱり面白いや。見始めたら、一気に視聴完了してしまったよ。

次が最終章!?、一体、いつ放送してくれるのかなぁ。

(記:スッタコ小僧)

2024年5月11日 (土)

【書籍】『紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪』読破

 「歌田年(うただ・とし)」著、"紙鑑定士"の看板を出して、大手会社から個人経営の小さな店を営む「渡部」(足で稼ぐ捜査担当)が活躍する連作短編集です。

~本作も序盤から"紙"ではなく、色々な分野の知識披露へ幅を広げています。~

 上記について「紙以外にも色々な分野について語られており、面白い」と感じるか、「えっ、(紙、本知識披露)もうネタ切れかよ」と感じるか・・・・・それによって、本続編から受ける楽しさは変わってくると思います。

 私は、フィギュアやアメコミ、コスプレといった知識、とても楽しめましたよ。

収録されている作品は以下の三つ。

FILE:01 猫と子供の円舞曲

FILE:02 誰が為の英雄

FILE:03 偽りの刃の断罪

 登場人物が一部、連なるだけです。シリーズ一作目は読んだ方が良いかな。(私は一部の登場人物について、すっかり忘れていた状態でも読めましたが。)

(記:スッタコ小僧)

【アニメ】『装甲騎兵ボトムズ』再見!?

 「高橋良輔」監督・原作──SFロボットアニメです。

ここ最近のテレビで、古い作品を再放送してくれるのは助かる、本作は記事タイトルに「!?」と付けている通り、全部見たか怪しいので。

OVAなどは最後に感想リンクを貼った通り、見ているのですが、どうもテレビ放送された"本編"を全部見たかが記憶が定かではない。。。

昔、一回、レンタルビデオで全部借りて見ようと思ったのですが、確かウド⇒クメン、クメンの途中で挫折したような。

 その後のサンサ、また特に最後のクエント編については全く記憶がないので、やっぱり最後まで"きちん"と見れてなかった作品だったのかなぁ。

終盤、なんでこんな展開になるの?といったストーリーになるので、当時、嵌れなかったんだろうなぁ、理解が追い着かないというか、期待していた<ロボットアニメ>では無くなってくるのが。

 やはりガンダムと同様に題材というか、ロボット仕様/デザインが良いのでしょう、結構、ゲーム化されています。

私も次の作品を揃えているのですが、、、あらら、まだプレイしていない。今回の視聴完了を機にストーリーを一応、網羅しているらしきPS2版からプレイ開始しようかな。(PS2版は、えっ・・・のOPとチュートリアルは一回、見た/プレイしたんだけど)

初代PSで『装甲騎兵ボトムズ-ウド・クメン編』[ACT]、『装甲騎兵ボトムズ外伝青の騎士ベルゼルガ物語』[ACT]、『装甲騎兵ボトムズ鋼鉄の軍勢』[SLG]、『装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ』[ACT]、PS2で『装甲騎兵ボトムズ』[ACT]です。

-----

 最後まで見た感想ですが、終盤まで見てしまうと最後の展開と結末の印象が強すぎて、それまでの<色々な戦い、葛藤>が薄れてしまった。

でも、流石、ずっと記憶に残っているだけの事はある、力強い作品でした。

 OVAなどTVシリーズ本編終了後も、色々あったのですが、、、感想見直すと当たり/ハズレがやはりあったみたいです。

『装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』
『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版』
『装甲騎兵ボトムズ ビッグバトル』
『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端Ⅰ/Ⅱ』
『装甲騎兵ボトムズ 孤影再び』
『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇1』
『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇2』
『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇3』
『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇4』
『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇5』
『装甲騎兵ボトムズ 幻影篇6』

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『緋文字』再読

 かの「ホーソーン」の──ではなく、「エラリー・クイーン」著、小説家兼探偵「エラリー」と秘書の「ニッキー・ポーター」が友人夫婦の"いざこざ"、そして事件に巻き込まれる推理小説です。("かの"と記載してますが、私、「ホーソーン」の方は一回も読んだ事がない。。。)

~一撃必殺・・・再読には向かない作品です。~

 珍しいかな。「エラリー」作品は、今までの感想に見られるけど"再読"にて、真価を味わう事が多かったので。

再読により練られた、潜められた伏線、その"うまさ"に気づいて、初読より・・・が常でした。

 その点、今作は再読だと著しく、面白さが下がる・・・展開と真相を知っているから──というより、"その結末/真相"の為の助走が長いから。

あとシリーズ後半の作品なのですが、モチーフがというか(真相含む)が、今となっては"ありふれている"状態なので、初読の時もその時点の《推理小説経験値》によって、大分、本作から受ける面白さは増減するでしょう。

~~~~

 秘書「ニッキー」と親交のある女性「マーサ」。その夫は探偵小説家「ローレンス」、「エラリー」の知人。

数年前までは"とても仲の良い"との夫婦だったのですが・・・・・・。

~~~~

 さて、最後の著者作品、また感想へのリンクを。

『エラリー・クイーン完全ガイド』

(記:スッタコ小僧)

2024年5月 5日 (日)

【ゲーム】『ベースボールスターズ2』[NEOGEO]クリアなど

 やっと『ベースボールスターズ2』[NEOGEO・ROM]でペナントモード、そして世界一決定戦!?勝利にてクリア、スタッフロールを見る事ができました。

Img_6347

NEOGEOでなかったら、本当、スポーツゲームは全く"やらずじまい"となる所でした。

アーケード仕様──システムとプレイ時間、そして操作の分かり易さ。まず見た目で誘い、プレイして(プレイ感、レバー&ボタン操作)で楽しませる・・・流石です。

 本当、元気なハードです。壊れた場合に備えて予備機を揃えているも、一向、壊れない(NEOGEO CD版のパッドコントローラーは壊れ易いと思いますが)。

 『NAM-1975』[NEOGEO・ROM]、アクション(・シューティング)ゲームです。気合のローンチタイトル、その操作感と演出からプレイし続けたくなる作品の一つです。

 次は中ボス「デューク」に苦戦している『ダブルドラゴン』[NEOGEO・ROM]、「ビリー」です。うーん、1ラウンド取得も安定しない、有効な攻撃パターンについて見極めがまだまだ必要です。

 『ファイターズ ヒストリー・ダイナマイト』[NEOGEO・ROM]、「ヨンミー」でプレイ、えっ最弱と言われるキャラに負けてしまった。。。

 久しぶりに『龍虎の拳2』[NEOGEO・ROM]を「リョウ」そして、「ユリ」・・・「ユリ」は四色カラー全てでプレイです、理由は──。

 『神凰拳』[NEOGEO・ROM]を「弁財天」でプレイ、カードの攻防と上昇・下降攻撃を絡めた連続技が熱い作品なのですが、大分、放置していた影響で、ミス連発。。。

 『ビッグ~』の方ばかりプレイしているので、ほとんどプレイしなくなったゴルフゲーム『トッププレイヤーズゴルフ』[NEOGEO・ROM]。

悪くはないのですが、飛距離に関する操作系が分かりづらいのですよ。

 最後は軽くシューティングと思って『ソニックウィングス2』[NEOGEO・ROM]、えっ、こんなに難しい作品だっけ。

(記:スッタコ小僧)

2024年5月 4日 (土)

【映画】『クリッター』再見

 「スティーヴン・ヘイク」監督、"キモカワイイ"!?マリモのような姿、麻痺針発射の大食漢──脱走した宇宙生物「クリッター」暴れるSF・ホラー作品です。

~まあ、子供向けなのでグロや怖さは低め、最後の驚きの結末を含め、しっかりした夏休み映画です。~

 懐かしくなって視聴してしまいました。「クリッター」容姿と特徴はもちろんですが、どちらかというと顔を変身させる"ハンター"達の方が記憶に残っているんだよなぁ。

 子供の頃は、この程度のホラー感が<丁度>だったのでしょう、その為、今見ると【全く怖くない】が困りモノですが。。。

まさに80年代SF作品、この頃の独特の味があります。なんだろう、<キャラ作りがうまい>点が際立つのかな。

 さて本シリーズは四作品ある模様、第二作目までは記憶にあるのですが、三、四作目は見た事がなかったのか。

今後のシリーズ視聴が楽しみです。

(記:スッタコ小僧)

2024年5月 3日 (金)

【ゲーム】『ベースボールスターズ2』[NEOGEO]クリア・・・えっ。

 やったー『ベースボールスターズ2』[NEOGEO・ROM]、ペナントレース優勝だ!!これでスタッフロールか・・・と思ったら。。。

Img_6295

オーナーさん、マジかよ。次が本当に本当の最終戦だよね。。。

 次は安定の(面白さ&熱さ)『餓狼伝説スペシャル』[NEOGEO・ROM]、「ビリー」にて楽しんでます。

うわっ、ついガードしてしまったよ、モリモリ体力が削られて

Img_6299

KO。まあ、この後取り返して、三銃士「アクセル」まで行ったのですが、敗退。なんだろう、「アクセル」はパーフェクト勝ちするか、あれ・・・で負けるか、なのだが。

 ビスコさんのシューティング『アンドロデュノス』[NEOGEO・ROM]をプレイ、他のNEOGEOシューティングと比較すると難度は抑え目だと思うのですが・・・やっぱし、普段、プレイしていないと流石に駄目ですよね、STAGE1で敗退です。

 『ワールドヒーローズ2』[NEOGEO・ROM]、「マッスルパワー」でプレイ。

Img_6310

普段は使わないジャイアントスイングなどを出して楽しみました。うわっ、投げ返しできなくなっている、できないと「キャプテン・キッド」がキツくて敗退。。。

 シューティング『ラストリゾート』[NEOGEO・ROM]、そのシューティングへの気合が分かるグラフィック、なのでもっと進めたいのですが・・・そりゃ、久しぶりでは歯が立たないよ。

 最後は最近、「大張正巳」さんアニメを見た影響で『超人学園ゴウカイザー』[NEOGEO・ROM]、「シャイア」でプレイです。(まさかのカメラ目線、正面立ちキャラには当初、吃驚したよ。。。)

Img_6316

vs.「ブライダー」戦、超必(すーぱーしゃいあ人)を当てた後かな、減らないなぁ。。。使い勝手が良い突進技ですけどね。

久しぶりに「プラトニックツインズ」到達・・・でも、「絶対神 王牙」には届かず。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『喪われた故郷』読破

 「マイケル・ナーヴァ」著、弁護士「ヘンリー・リオス」が縁遠くなった姉からの頼みにより故郷の地に戻り、かつての知り合いを弁護する推理小説です。

 主人公の「ヘンリー・リオス」が同性愛者である点、また今回の事件は──諸々"性"に絡んだ事件と私生活を扱っています。(その点が、シリーズの特色らしいのですが。)

 展開が早く、またダラダラする点がないので、読み終わるのは早かったです。

ただ、少し残念なのが、隠されている犯人や動機が"この手"(題材)を扱った作品に触れていた場合、直ぐに推理できてしまう点かな。

 その点の驚きは少ないのですが、主人公を含め過去に隠されたエピソード等を描くのが主眼のよう、シリーズを読んできた読者にはその点での衝撃を誘う作品なのではないでしょうか。

 シリーズ作品は以下の通り。

・このささやかな眠り

・ゴールデンボーイ

(記:スッタコ小僧)

【ゲーム】XBOX、作品によりけり

 『スパイクアウト バトルストリート』[XBOX]、かの『ファイナルファイト』・・・違ったセガなので『ベアナックル』の方が適切か、2Dベルトスクロールアクションを"3D"にしたゲーム性、バトルアクションゲームです。

 攻撃中に別の攻撃ボタン長押しで溜めて・・・の独特の操作感が際立つ作品です。

本作は本家から家庭用に向けて作られた続編なのか、トレーニングモードで使えるキャラがストーリーでは最初から使えない模様。。。

 ストーリーを見せたいのかもしれませんが、そこはちょっと違うんじゃない。。。

 次は『フェイタルフレーム 零スペシャルエディション』[XBOX]、ホラーアドベンチャー&アクションゲームです。

第三夜、回復アイテムのストックがほぼ無い中、「首無し神官の霊」に苦戦中・・・・・・。プレイ時間6時間だし、試してみた隠し要素解放【X,B, X, 上, 上, 下, 上, 上, 上, 上, 右, X, B, X】で始めたデータの方で再トライしてしまうか。。。(諸々パワーアップできて、無双状態。霊とのバトルによる恐怖感はダダ下がりですが。)

 本作をプレイするとXBOXの良さが感じられる、やはりプレイするソフトによりけりなんだなぁ。

グラフィック&音良し、重いコントローラーですが振動の"ぶるぶる"感が堪らない!!本作、普通に歩いているだけで微妙に"ブルッ"っで本当に恐怖を煽る演出がGood。この"ごつい"コントローラーならではの感触なんだなぁ。

(記:スッタコ小僧)

【アニメ】『アンデッドアンラック』/『俺だけレベルアップな件』を見た

『アンデッドアンラック』:

 「戸塚慶文」原作漫画、異能力者のバトルアクション!!笑い、熱血、涙あり──奇想天外なアクションとストーリーが繰り広げられる作品です。

 正直、"絵柄"が好みに合わず、また序盤に悪の組織と思っていた敵組織に入ってしまう展開で・・・あっ、これ見続けられるかな状態となりました。

 でも数々のUMA戦や各登場人物の背景、そして"その世界の──"で、そんな"絵柄好き嫌い"なんて吹き飛ばしてくれました。

終盤も良かったです、「安野雲」先生エピソード、vs.「オータム」戦。涙ぐみますよね。

 当初は、ただの異能力バトルかと思いきや、そこから摩訶不思議アイテム/謎をてんこ盛り、これだけ盛り込むと諸々"熱"を下げてしまうかと思いきや、凄い料理人だよ、ホント。

 

『俺だけレベルアップな件』:

 原作「Chugong」・絵「DUBU」ウェブトゥーンのアニメ化、バトルアクション作品です。

タイトルとあらすじで正直、もう「異世界」「ゲーム系」モノは腹一杯で1~2話見たら、録画停止する予定でした。

 2話目視聴後、見続けるのをやめる予定だったのですが※、海外リアクターの方が良くリアクションしていたトレーラー作品だった事に気づく・・・SOLO LEVELINGってこの作品の事なんだ、海外の方にはウケが良いんだなぁ、もう少し見てみるか。(音楽担当も澤野さんだし、エンディングはTKさんだし。。。)

※最初のゲート?から出てきた異世界/ファンタジー世界観の生物に通常兵器が効かない!!で、即ゲンナリしてしまったのですよ。"ハンター"さんの希少性・価値を上げ、本作の肝を描く世界観/ルールだとは分かるのですが、はぁ~と。

 3~4話を見て、やっぱり「いいや」と感じる・・・・・・そこで、何故か本作が炎上している事に気づく、はぁ、日本向けにローカライズされているけど、原作は韓国か。

 ここで視聴やめると"お国"で視聴をやめたようになるし、コメントで盛り上がって来る、ともあったので、最後まで見てみる──。

 NEOGEO作品の例えで申し訳ありませんが、《グラフィック・操作性が良くなった『ファイトフィーバー』、マイナス"ユーモア"&(その作品独自の)特色/特徴》でした。(『ブレイカーズ』ぐらいにはなったという所。)

 硬派な(違うな。。。)バトルアクション物・・・俺が選ばれた、俺だけ成長、騙された方が悪い系"戦国/乱世の英雄"(いや豪傑?)が好みに合う方もいるでしょう。 各作品に触れた時の経験や(環境)状態が、好き嫌いには大きく影響すると思うので。

(記:スッタコ小僧)

 

2024年5月 1日 (水)

【書籍】『カナリア殺人事件』再読

 「S・S・ヴァン・ダイン」著、素人探偵「ファイロ・ヴァンス(偽名)」が友人の地方検事「マーカム」の誘いにて事件に乗り出す、シリーズ第二弾です。

~私、本作を読んだ当時、相当"トリッキー"な本格推理小説ばかり読んでいた時期だったのかなぁ。~

 前回のシリーズ第一弾再読時に記載しましたが、本作、記憶では相当に(私の中では)評価の低かった──と刻まれています。

ここの所、古典的な名作について読み返すと評価が大きく上昇しているので、本作もその期待を込めて再読しました。

 まさに期待通り、いや期待以上に感じました、トリックや犯人への到達への道など全てにおいて、<うまく描かれている>と吃驚。

それで前述の感想、相当"奇抜"というか驚愕の物理/仕掛けの作品群に触れていた時期で、本"正統派"系の凄さというか良さを感じる器官が鈍っていたのではないかと。。。

~~~~~~

 演じた役よりカナリアと呼ばれる「マーガレット・オウデル」嬢が自宅で殺害される・・・。

その住居の出入り口、電話交換手の証言より、不可解になる事件、数は少ないのに絞り込めない、犯人の決め手がない容疑者。

 そんな中、「ヴァンス」が"心理的"に犯人を特定する為に取った行動は───。

~~~~~~

 読み返すと本当に色々なエッセンスが詰まった作品です。私が大好きな推理小説かを大分、思い起こさせる内容も多々あるし。

ブログに記載していた著者のシリーズ後半の感想を読み返した時は、今回の再読での評価向上は"期待薄"だったのですが、次の作品も再読が楽しみになってきました!!。

表.[ヴァン・ダイン]全集
作品名
ベンスン殺人事件
カナリア殺人事件
グリーン家殺人事件
僧正殺人事件
カブト虫殺人事件
ケンネル殺人事件
ドラゴン殺人事件
カシノ殺人事件
ガーデン殺人事件
誘拐殺人事件 
グレイシー・アレン殺人事件
ウインター殺人事件

(記:スッタコ小僧)

【映画】『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を見た

 「ジェイソン・ライトマン」監督で贈る"正統派"続編、SF・コメディ作品です。

~まさに初代シリーズファンに向けた、そこに一点集中した作品~

 キャストやストーリー共に<ド直球>過ぎて、捻りがないとも感じましたが、「このシリーズはこれぐらいが丁度良い!!」と思わせる内容でした。

 ブログから記事漏れてますが、実は2016年の科学者達を全て女性にしたリブート作、私は結構、憶えが良いのですよね。

まあ、当時、足が遠のいていた映画館へ行って見た事も多分に影響していると思いますが。

 結構、"はっちゃけた"笑いのセンスで、初代シリーズや今回の本作とは<大きくノリが異なっている>点が、シリーズファンが集まらなかった要因なのでしょうか。

 本作は、"クドい"ぐらいに本家シリーズを踏襲というか、郷愁を誘う点が<新規さんの壁>なのですが、昔の作品、視聴し易くなっているし、また今、見ても面白いので。

 映像進歩が激しい中、昔のSF作品は厳しいだろうなぁ・・・と思いつつも、なんだろう、見せ方/魅せ方──また当時の技術に適した表現、もちろん映像だけでなく音楽、台詞などにて"しっくり"きて、何度の視聴にも堪えうる作品になっているんでしょう。

 ゲームなんかもグラフィックだけでなく、その作品にあったというか、そのハードで実現できる絵、音源を活かしたBGM──等々、それらを総合しての統一感というか盛り上げ感が、長く熱中させてくれる要因となっていると思います。

まあ、原体験、昔遊んだの郷愁が大部分を占めるかも・・・ですが、それだけだったら、その作品、こんなに長く残らないでしょ。

~~~~

 ゴーストバスターズの一人「イゴン」の孫達が登場!?。

疎遠だった祖父、その死より残されたサマーヴィルの農場・・・でも、何も植えてない、へやってきた子供達。

 その地では原因不明の地震が多発、やがて鉱山に秘められた秘密、そして「イゴン」が遺した秘密が──。

~~~~

(記:スッタコ小僧)

« 2024年4月 | トップページ | 2024年6月 »

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

リンク