【書籍】『心とろかすような マサの事件簿』読破
「宮部みゆき」著、本書の視点は──"犬!?"、元警察犬のジャーマン・シェパード「マサ」、現在は探偵事務所を経営する家族と一緒に捜査&用心"犬"として活躍する短編集です。(初登場回ではないので、シリーズ続編かな。)
視点とハートフルな表紙(新装版)から、"陽"な作品かと思ったら・・・いつもの"宮部"節炸裂です。
年齢幅が広い、色々な"人"模様、そして闇・・・・・・せめて動物達の中では"ほんわか"で──との願いも、流石、著者、動物界でも「ずーん」となるエピソードも。
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妹が朝帰り!?しかし、その理由を聞くと不可解な事件の匂いが・・・。
朝の散歩中に死体に遭遇!?警察を呼ぶ間に「マサ」が見張っていると──。
探偵事務所で珍しく海外へ社員旅行、そして「マサ」は留守番・・・すると早朝、探偵事務所に届けられたのは。
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「マサ」が人間語を理解するのは予想通りとして、共通語と称してある程度年齢のいった動物であれば会話できる点が面白い。その点を活かした展開と登場"動物"がもっと欲しかったかな。
(記:スッタコ小僧)
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