【書籍】『野獣死すべし/無法街の死 日本ハードボイルド全集2 大藪春彦』読破
見ていないのですがタイトル作は「松田優作」さん主演映画の存在で知っていました、なので、日本ハードボイルド全集の中で一番に読んでみたいと思っていた作品です。(「松田優作」さんの映画版、リメイクだったんだ。結構、映画化されている作品なんだなぁ、『野獣死すべし』って。)
(全集読破の)最後になってしまいましたが、やっと読むことができました。
読んだ感想はというと・・・
~「なんじゃ、こりゃ」、一体、どこの国の話だよ。ドンドンパンパン、悪党も警官もバッタバッタって。。。~
確かに<社会に不満のある学生がその熱量をもってして書き込んだ>──その"熱さ"は感じられました。
どうなんだろう、まだ年若い頃に読んだら、また違ったのでしょうか。現在の私の年齢で読むと「ただのどギツイ"バイオレンス"作品」との印象しか残らない内容です。
その他に銃や車の描写が細かい等ありますが、あまり興味がない人にとっては「そこをそんなに記述されても」でしょう。(私も一時期、モデルガン等にとっても憧れた時代はありましたが。)
良く名を聞くタイトル、また著者だっただけに少し残念な読後となりました。出逢うタイミング、読んだ時期の影響でしょうね。
・野獣死すべし
中編。確かに類似の作品に出逢う前、本作がこの手の初遭遇だったら、強烈なインパクトを残したでしょう。
・無法街の死
長編。バイオレンス、アクション・・・もう映画だよね。
その他は短編。探偵などが出て来るので少しは謎解きモノもあるのかと思ったら、、、そんな事はない。"大藪ワールド"全開です、ブレないなぁ。
・狙われた女
・国道一号線
・廃銃
・黒革の手帳
・乳房に拳銃
・白い夏
・殺してやる
・暗い星の下に
さて、最後に日本ハードボイルド全集一覧へのリンクを。
(記:スッタコ小僧)
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