【書籍】『古書贋作師』読破
「ブラッドフォード・モロー」著、コナン・ドイルを溺愛する"元"古書贋作師──の一人称視点で繰り広げられる、本、そして文字大好きのミステリです。
~はぁ、まあ最悪の真相ではなかった・・・でも、(私が懸念した中で)ワースト2の真相/結末だったな。~
両手首を切断された恋人の兄、事件前、そして事件後に届く脅迫状──序盤は語られる事件の内容に惹きつけられるのですが、あれ、登場人物が少なすぎる、あらら、これは・・・・・・。
もしかしたら、あの"ありふれた"、私が嫌いな真相展開か──と中盤から後半にかけて、読むのが辛くなり、スピードもダウン。
結果的には、"最悪"(ワースト1)は避けられたのですが、私個人的にミステリの解答として、二番目に大嫌いな真相となっていました。(いや、言い過ぎか。その解答で傑作もあるのですよ。。。)
なんだろう、一番嫌いな解答と合わせて、<あまりミステリというジャンル>を書かない小説家が、ミステリ初挑戦時に"やってしまう"失敗のような感じがするのですよ。。。安易な解答/真相選択な気がして。
稀覯本(きこうぼん)の世界を味合わせてくれましたが、肝心のミステリ部分が──本当に残念です。
(記:スッタコ小僧)
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