【書籍】『凶手』再読
「アンドリュー・ヴァクス」著、出所後、かつて"組んで"いた女性を求めて──素手での殺しを得意とするあだ名「ゴースト」の旅路を描いたバイオレンス・ハードボイルドです。
巻末で「馳星周」さんが記載しているように、私も本著者で「ハードボイルドとは──」を味わった記憶があります。
初めて読んだのは本作ではなくシリーズ物の方、その"バイオレンス"感&"ハードボイルド"感には圧倒されました。
そして、黒眼帯&黒服でまるでギャングのように見える著者近影にも吃驚した思い出も。
~あの頃の衝撃を今でも味わえるかな、でも色々経験した今となっては”弱い"かな・・・・・・と思っていたのですが、杞憂でしたよ。~
改めて読んでみて、今でも十二分に衝撃的な内容/文体で進む──というか感じた著者作品でした。
原題「Shella(シェラ)」───踊り子「シェラ」との回想を交えながら、出所後にその行方を捜す為に幾つか仕事をこなし、そして新たな出逢いもありながら、淡々と"孤独を歩む"「ゴースト」。
本当に尖った作品だよね、著者の作品、読み返したくなりました。ただ、暗い展開と結末が多かった記憶があるので、気分が落ち込んでいる、疲れている時には鬼門の作品です。
(記:スッタコ小僧)
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