【書籍】『殺しへのライン』読破
「アンソニー・ホロヴィッツ」著、元警官「ホーソン」と著者と同名作家「ホロヴィッツ」が遭遇した事件を小説化────シリーズ第三弾の推理小説です。
~「ホロヴィッツ」さん、どうしちゃったの。~
読んでいる最中、そして読み終わった後にまず出て来る一声は上記です。
作中作シリーズと合わせると本作は5~6作目か・・・・・・「ヴァン・ダイン」が"言う"十冊にも満たない内に、息切れかな。
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文芸フェス参加の為、島にやってきた「ホーソン」と「ホロヴィッツ」。
島では招待客とスポンサーとの過去の縁、そして送電線計画で島を二分する対立も発生中。
そんな中、諸々憎まれていた御仁が殺害される・・・右手だけ動くように拘束された状態で。
その理由、そして犯人は───。
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事件発生まで長く登場人物や関係、諸々伏線を描くのは良いとして、あまりにも蛇足というか、無駄足ばかり。。。
根幹の"謎"と真相が弱いだけに、無理くりダミーをくっつけて(文量と内容を) "大きく"した感じです。
提示している謎の中で、中に一個でも感銘/衝撃を受けるモノがあったら良かったのですが、「えっ」「ああ、それは予想通り」「うーん、納得が・・・」の三拍子ばかりで、せっかく楽しみにして読んだのに大きく期待を裏切られる結果となりました。
第二作目の感想を読み返すと絶賛しているだけに、今回、このような感想になってしまい、本当に残念です。
(記:スッタコ小僧)
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