【書籍】『怪物のゲーム』読破
「フェリクス・J・パルマ」著、自身の悪夢をぶつけたデビュー作で有名になった作家を襲う狂気の事件──サスペンス小説です。
娘を誘拐し、その父親に段々クリアが困難となる課題を与える"怪物"・・・クリアできないとその課題を娘に強いて、殺害する凶悪な誘拐犯。
──の小説であるはずが、十年後に作家自身に同じ事件が発生する!?。
~視点変更、視点混じり、夢と現実の記述をうまく織り交ぜて、うまく読者を煙に巻いて且つ、スピード感のある展開より退屈せずに一気に終盤まで・・・。~
上下巻でボリュームがあると思いきや、字が大きく余白が多い事も多分に影響してますが、本当にノンストップで読めた作品です。
北欧系のただただ残忍な描写をメインにしたサスペンスかと思いきや、父親を含め<その人間性>に色々あり、あまり好感の抱ける人物達が少ないのですが、何故か、読後感はそんなに悪くない内容となっていました。
謎解き/ミステリとしては"いまいち"ですが、サスペンスとしては本当に優れた作品だと感じました。
(記:スッタコ小僧)
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