【書籍】『心霊探偵八雲 青の呪い』読破
「神永学」著、死者が見える赤い左目を持つ探偵・・・になる前、自分の能力を毛嫌いしている高校生「斉藤八雲」を描くミステリー作品です。
~前述の通り自身の能力を嫌悪している分、オカルト部分が弱く、そしてミステリー部分も弱い。~
学園を舞台にしているだけにシチュエーションは限られる訳ですが、美術室に伝わる学園の不思議、事件内容、事件に隠された動機などなどが、あまりにも新鮮味が無さ過ぎて・・・・・・。
本シリーズは前回でほぼ読み尽くしたと思っていたので、本<文庫書下ろし>に出逢えた時は嬉しかったのですが、本当にちょっとしたエピソードを持ってきただけ──だったなぁ。
まあ、視点が少し特殊な能力があるも元シリーズのレギュラーではなく単なる同級生の男子なので、致し方がないのか。。。八雲の家や警察関連で見知ったメンバは登場しますが、肝心の「八雲」君はというと──"ツンケン"&反抗期状態なので好感を抱く事もできず。
オカルトおよび謎解きとしても不足、シリーズファン向けにもサービスが不足していませんか。
まあ、著者的には昔の人と相容れない"トガリ・トガリ"時代の「八雲」を書き残しておきたかったのかもしれませんが。
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両親を亡くし、妹と叔母さんと暮らす高校生「琢海(たくみ)」。
両親を亡くした直後、失意のどん底にあった中、病院で出逢った「飴ちゃん」をくれた女性に淡い想い。
幽霊部員状態の美術室からの飛来物により、その女性に再会!?。
その先輩女性と噂の呪われた絵の真相を探る事になった矢先、美術室で殺人事件が──。
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久しぶりにシリーズの魅力を味わいたかったのですが、残念な結果となりました。
(記:スッタコ小僧)
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