【書籍】『第三の女』再読
「アガサ・クリスティー」著、名探偵「ポアロ」、秘書の「ミス・レモン」&従僕「ジョージ」、お騒がせ探偵作家夫人「アリアドニ・オリヴァ」とお馴染み面々が出て来る後期の推理小説です。
死体というか死者は何処!?の謎を最後の最後まで引っ張り、著者お得意の"隠し"が味わえる、期待通りの作品内容となっています。
事件が目に見えて出てこない為、その点が気になる方にはちょっと読み進めづらい(退屈になり読み速度減)のですが、その部分があっての最後の最後の種明かしなので。
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殺人を犯したかもしれない、とポアロの元を訪れた女性・・・でしたが、ポアロが"お歳を召している"事から依頼および名乗らずに帰ってしまう。
プライドを傷つけられたポアロ、推理により友人である探偵作家のオリヴァ夫人経由で「ポアロ」の名を聞いたのだろうと、女性を突き止める事に───。
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第三の女・・・高額な部屋代を払う為のルームシェア、その三人目の女性を示す「サード・ガール」。
当初、「ウイリアム・アイリッシュ」の『幻の女』的な展開の作品かと思いきや、全く違っており、再読ですが記憶から大分、抜け落ちていたようで"新鮮な"気持ちで楽しめました。(まあ、流石に終盤で真相について思い出しましたが。)
さて、最後に著者作品一覧と感想へのリンクを──。
(記:スッタコ小僧)
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