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2023年10月 7日 (土)

【書籍】『輝石の空』読破

 「N・K・ジェミシン」の三部作、完結篇───地殻変動に伴う厳しい季節が周期的に訪れる、厳しい日々を過す人類と・・・謎とその行く末が決まるSF(+ファンタジー)作品です。

 ヒューゴー賞三年連続受賞との文言に釣られて手に取った本作、最後の最後まで視点と構成が凝っていて、ほぼほぼ会話や思考で"動き"の描写が少ないのに退屈せずに読めてしまう。

 強力な力も持つもメインとなる登場人物は傷つき、またはまだ幼かった女性ばかり。

 感情的な失敗、そして後悔、色々と苦悩、読んでいる側がイライラやもどかしい場面が多々あるも、最後の最後まで突き進んでいく姿に胸、打たれるものがありました。

 ちょっと間隔が空き過ぎたか、消化しきれていない部分もあるので、いつか三冊を一気に読み返してみたい作品となりました。

前述の"構成の妙"(伏線含む)があるので、繰り返し読みに相当、適している作品かと思います。(ただ、文量がネックですが。)

 推理小説ばかりはいけない、色々なジャンルを──で、入れ込んでいるSF作品、流石、絞られて邦訳されているだけあって、当たりが多い・・・まあ、今作は"〇〇受賞"で選定した事も多大に影響していますが。

 さて、最後に作品一覧(過去作は感想へのリンク)を。

『第五の季節』

『オベリスクの門』

『輝石の空』(本書)

(記:スッタコ小僧)

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