【書籍】『亥子(いのこ)ころころ』読破
「西條奈加(さいじょう・なか)」著、諸国で修行した時のお菓子を再現し江戸で庶民向けに提供する、大人気の行列店「南星屋(なんぼしや)」を舞台にした時代小説、第二弾です。
第一弾ですっかり虜になってしまったシリーズ、和菓子にあまり詳しくはないので、有名なお土産以外はお菓子の映像が浮かびづらいのですが、それでも楽しめる・・・近くの和菓子店、久しぶりに行きたくなりました。(結構、お高いので敷居が高い。。。)
主の「治兵衛(じへえ)」と娘「お永」、孫娘の「お君」の三人暮らしに異変!?店前で行き倒れていた京から出てきた菓子職人が、職人自身の事情も絡んで、お店に色々と"風"を起こす展開となっています。
前作のような大きな事件はなく(私はこちらの方が"のんびり"和菓子の美味しそうな気配を感じられたのでOKなのですが)、物語的に物足りない人もいたかも──といった読後感です。
三作目もあるようですね、読みたい所ですが、そろそろ"かのミステリー女王"の再読を終わらせておきたいので。
(記:スッタコ小僧)
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