【書籍】『奇貨居くべし(二)火雲篇』読破
「宮城谷昌光」著、商人から宰相!?──秦の他、まだ各国入り乱れる時代、「呂不韋(りょふい)」青年の旅は続く、歴史物語です。
~うーん、"気"は良いとしても、"顔相"、そして未来予知のような占いまで出て来るとちょっと・・・~
まあ、昔の歴史小説ですし、その方面の描き方は特色でもあるとは思うのですが、「ちょっと表に出過ぎている」と感じる部分が今回はありました。
ただ、後半は"通常"路線に戻り、「呂不韋」の色々な出逢いと学びに"一本集中"だったので、安心しました。
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大役を果たすも病に倒れて、治った時には戦いに巻き込まれてしまい、捕虜に・・・。
工事、荷役として辛い日々を送るも、そこで新たな師との出逢い。
機と頭脳を使い、降りかかる様々な災いと問題に立ち向かう、「呂不韋」青年、大忙し。
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本当、学びと出逢いは大切なんだなぁ・・・利発な子供でしたが、特に何かに秀でていた──という子供ではなかった「呂不韋」。
学んで、思考して、そして遅い歩みですが、一歩一歩と進んでいく点が戦国英雄譚とは大きく違った後味を残してくれる作品です。
さて、最後に前作感想へのリンクを──。
(記:スッタコ小僧)
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