【書籍】『デューン 砂漠の救世主』読破
「フランク・ハーバート」が描く、書き記したSF小説第二弾・・・未来予知と長命の効能を宿す香料を制する者が宇宙を制す、前作の英雄譚により皇帝となった「ポール・アトレイデス」──権力を握り、本人の意思に関わらず"神格"化されて、宇宙全体に色々な歪(ひずみ)が発生です。
~前作のアクション/動きとは異なり、権謀術数、各"組織"の思惑が渦巻く<宮廷劇>となっています。~
上記の内容と前述した展開より、著者の息子さんの序文によると、本続編、相当、一作目ファンからの反発などがあったようです。
私もゲームとか映画で、前作の主人公を突然、マイナス方向に振って登場させたりする事、あまり好きではありません。
単にインパクトを狙っただけのような気がして。。。でも、序文と本作を読むと【著者の一貫した信念/想い】がきちんと描かれている、伝わってきて、「成程」と納得です。
私は前作も今作も映画公開に合わせた新訳版を手にとっていますが、本シリーズ、結構、続いているのですね。
第一作目で"あんなに世界観を一気に表現&浸透"させていたので、何でだろう、そんなに冊数を重ねたシリーズではないのかな、と思ってました。(あまりにも完成され過ぎていて、三部作ぐらいなら良いけど、正直、あまりダラダラっと続いて欲しくないような、でもその世界は知りたいので続いて欲しいような。)
今年(2023年)に映画後編が予定されているようです。前編にあたるBru-ray、視聴しなきゃで止まっているなぁ。旧作の視聴後、早い段階で見ようと身構えていたのに時間がとれなくて。。。
今年、後編がヒットしたとしても、続編である本作の映画化は厳しいだろうなぁ。ちょっとまだ最新作の内容と映像に触れていないので、確実な事は言えないのですが、SFアクションが前面に実写化されているのであれば、宮廷劇調の続編はその需要から外れている為。(オリジナル脚本と投入したとしても、、、困難だろうなぁ。"絵"、映像として見たいと思わせる部分が私には無かったです。)
(記:スッタコ小僧)
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