【書籍】『無実はさいなむ』再読
「アガサ・クリスティー」著、残念ながら著者の有名な探偵達は出てこないノン・シリーズ、推理小説です。
巻末のミステリ書評家さんが【愛すべき失敗作】との題名で、本作に対する解説&愛着を記載してますが、いや、ピッタリの表現です。
~実は、私は本作大好きというか、著者の作品では"記憶に残っている作品"、ベスト5ぐらいには簡単に入るのではないでしょうか。~
何か自身の経験や体験に付随して記憶されているのではなく、なんでだろう、事件の真相・登場人物達の(一部の)行く末など"バッチリ"憶えています。
なので、今回の再読は結構、不安でした。内容と真相を良く/鮮明に憶えている状態なだけに現時点での再読では楽しめないのでは──と。
~いやいや、やっぱり著者の作品は何だろう、そんなにも"ライト(軽い)"って訳でも無いと思うのですが、読み易くて早く読み終わります。~
相変わらず、楽しめました、やはりミステリの女王、凄いなぁ。
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探検から数年ぶりに外国から帰ってきた地理学者「アーサー・キャルガリ」。
しかし、彼には気の重い使命が・・・。
二年前、青年を車に乗せたのですが、その後に事故、一時的な記憶欠落が発生するも予定通り探検へ・・・。
その後、突然、記憶を思い出し、当時、車に乗せた青年の行く末を知る事になる──とある殺人が発生した時間に車に乗せていたのに、彼は犯人として・・・。
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さて、最後に著者作品一覧へのリンク(過去感想記事へのリンクあり)を。
(記:スッタコ小僧)
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