【書籍】『他人の城/憎悪のかたち 日本ハードボイルド全集3 河野典生』読破
生没1935年~2012年「河野典生(こうの・てんせい)」著、長編『他人の城』と短編『憎悪のかたち』の他4編※を収録した作品、ジャンルはタイトルの通りです。
※『溺死クラブ』『殺しに行く』『ガラスの街』『腐ったオリーブ』
通常、あまり手を伸ばさないジャンル(特に日本の作品だと)なので、全集と提供してくれるのはありがたい!。
~視点、語り口などは、これぞ"ハードボイルド"といった典型・・・でも、あまりにテンプレ過ぎで、ちょっと著者独自の"面白味"というか特色を感じる事ができなかった。~
いや、著者が意図して海外の有名処ハードボイルド作品を目指したので、上記感想を抱くのは"間違い"ではない。。。。
折角、日本ハードボイルド・・・なんだから、和製っぽい所を味わいたかったかな。(舞台と登場人物、設定は日本なんだけど。)
扱っている題材、社会の闇・タブーは、"日本"なんですが、なんだろう・・・海外ハードボイルドを読んだ時とは異なった印象というか、読後感を得たかったと思っている自分がいます。
推理小説が洋と和では「≠」となっている事が多いだけに、「≒」となっている分、"日本"ハードボイルドを読んだ気がしなかったのかも。
(記:スッタコ小僧)
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