【書籍】『らせん階段』読破
「エセル・リナ・ホワイト」著、町から離れた屋敷「サミット」邸に連続殺人鬼が忍び寄る!?──嵐の夜、孤立した屋敷に閉じ込められたメイドの恐怖一夜を描いたサスペンス作品です。
~古典的傑作の宣伝文句がありますが、今となっては読みにくい or あまり怖くない(※)のでは・・・と心配しましたが、成程、"変わらぬ"評価の作品の一つのようです。~
※ 最近は映像共に過激な描写作品が溢れているので。
三度も映画化されたのも頷けます、本当に一晩の出来事で、「あっ」と驚かす描写はないのですが、メイドの心理・心情から"ぞわぞわ"と共感を憶える怖さで、"ふるわせる"内容です。
地味・地味だ・・・とも感じられますが、最後まで、次へ次へと読ませる内容でした。
正直、良くこの内容でここまで引き延ばせたなぁ(頁数、書けたなぁ)とも思いましたが、一本のサスペンス映画を見たような(文量に対して、内容は薄いが、記憶にしっかり残る)読後感を味合わせてくれました。
(記:スッタコ小僧)
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