【書籍】『探偵は壊れた街で』読破
「サラ・グラン」著、「マカヴィティ賞最優秀長篇賞」受賞作のミステリ・・・のようですが、正直、「なんで」と感じた作品です。
~はあ、一行目で"本"感想を記載してしまったよ、それだけに当初の期待と楽しみを裏切られた作品です。~
予兆や幻視?を手掛かりに事件の真相に辿り着く優秀な探偵「クレア・デヴィット」・・・うーん、まあ設定は良いにしても、その描写が分かりづら過ぎる、そして面白味が無さ過ぎる。。。
ハリケーンが襲い復旧途中のニューオリンズでの人探し、評判は上々の元地方検事補に一体、何が起こったのか。。。うーん、事件の真相や手掛かりにもそんなに珍しい部類では無く、正直、特色がない。
~あれっ、最近の作品かと思ったら、賞を受賞したのは2012年か。~
うーん、その当時だったら設定や事件の真相、衝撃はまだ物珍しかったのかなぁ。どう思い返しても、本作独自の良さや面白さが分からない。。。ああっ、好きな賞受賞で楽しみにして読んで、読後に「えっ・・・」と絶句した「清涼院 流水」さんの『コズミック』を読んだ時の事を思い出しました。
文量があり、提示されている謎が興味を煽り、期待を大にして当時、確か旅行に一冊お供に持っていったんだよなぁ、そして読み終わった後の(マイナス方向の)衝撃、はあぁ。
まあ、あの作品は"探偵"と探偵組織の、その設定の妙があったので、少しは許容できたのですが、本作は何なんだろう。
(記:スッタコ小僧)
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