【書籍】『まるまるの毬(いが)』読破
「西條奈加」著、吉川英治文学新人賞を受賞した時代小説です。
好きなジャンルであるミステリー以外は、なかなか冒険できずに、つい「〇〇賞」受賞作品に頼ってしまう。
でも、そこから色々な"幅"が広がる事もあるので。
さて本作ですが、"あらすじ"からは「とある秘密はあるらしいが、親子三代で商うお菓子屋」のお話なので、退屈せず最後まで読めるかなぁ、変に時間がかかってしまうかなぁ・・・と不安でした。
~杞憂、杞憂。面白くて、また和菓子が無性に食べたくなって、読み終わるのが早かった事、早かった事。~
お菓子に絡んだ"日常系"以上のミステリーを絡めた事件簿、続きが気になって、気になって。
あらすじの秘密を"一味"的に効かせて、てっきり"ほんわか・ほのぼの"だけで進むのかと思っていた所に"ツーン"。
著者、ファンタジー作品でも賞をとった作品があるんだ、とても気になってきた作家さんとなりました。
《読み味絶品の時代小説》・・・宣伝に偽り無しです。
(記:スッタコ小僧)
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