【書籍】『探偵が腕貫を外すとき 腕貫探偵、巡回中』読破
「西澤保彦」著、市民の悩みを相談する神出鬼没の公務員、通称「腕貫さん」「だーりん」(親しい女性より)が活躍する連作ミステリです。
なんとなく登場人物に記憶があり、シリーズ読んだ事あると思うのですが、ブログ内に見つからず。また、記事更新が滞っていた時に読んだ作品だったのかな。
~期待通りの安楽椅子探偵っぷり、練られたミステリを複数味わう事ができました。~
最初の作品は、別シリーズで超能力を絡めたミステリを扱う著者らしいと感じた作品。
『贖いの顔』:
毎年4月4日午後4時、4階の住居に配達に行くと・・・人死に関わる事態が起こる事から、仕事を辞めようかと悩む兄、告げられた弟。
そこに突然、隣の座っていた女性から声が。
著者らしいと感じましたが、解説を読むと本シリーズでは"怪奇"的なノリはイレギュラーだったようです。
以降の作品は、堅実というか実直、「腕貫さん」の登場だけ都市伝説っぽいですが。
『秘密』:
犯人ではないのに自首した男の葬儀に参加した真犯人。何故・・・その秘密がやっと明らかになる!?。
『セカンド・プラン』:
かつての事件、被害者の癖、それが追ってきて、現在の事件へ。
『どこまでも停められて』:
毎週月曜日、勝手に契約駐車場へ車が止められてしまう男性。
しかも車の車種は、毎回異なる・・・一体、誰がどんな目的で。
『いきちがい』:
幼稚園の同窓会、掘り出されたタイムカプセル、そして参加者の"色々な"行き違いが殺人を生む。。。
~~~
ここ最近、少しイレギュラー系の作品を読んでいた影響でしょうか、なんか"ホッ"としました。
(記:スッタコ小僧)
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