【書籍】『時計館の殺人』再読
「綾辻行人」著、館シリーズ第五弾、まさにまさにー新本格、推理小説です。新装改訂版にて再読。
前作の衝撃にて、おそらく私の中の館シリーズへの期待は大分、下がっていたと思います。
そこへ"この作品"・・・一気に盛り返してくれた事が記憶に刻まれています。
~まさに"館"、その真髄!!~
犯人の繰り出したトリックについては、結構、記憶に残っており、直ぐに思い出しました。
でも、なんで、なんで本作の真の謎、時計館の肝について忘れてしまっていたのだろう、今回の再読にて本作の凄さを改めて認識できました。
うーん、前作、前作が無ければ・・・当時の私には"館シリーズ"最高、著者最高!!と虜になっていたかもです。
シリーズ物、大好きなゲームハードにおける失敗作は「何とか良い点を見つけて・・・」と足掻くのですが、こと推理小説に限っては・・・尾を引いてしまうんだよなぁ、一度のガックリが。
数年経過しての前回の再読で、前作の評価がブレなかったのは痛いなぁ。。。
本作を読んでいて、まあ、前作の真相も関係しているけど、登場人物達が「人形館」の事件を"飛ばしている"/"意識していない"事からも、著者も前作は・・・と思っていたのかと勘ぐってしまいます。
なにわともあれ、今回、本作を再読出来て良かった、面白かったです。
館シリーズの再読対象も残り少しですが、正直・・・怖い。あまり良い記憶が、いや中身が全く思い出せないのが本当に怖い。。。
まあ、でもここまで来たら、手を伸ばしてみないと。
・時計館の殺人
・黒猫館の殺人
・暗黒館の殺人
(記:スッタコ小僧)
« 【映画】『Mr.ノーバディ』を見た | トップページ | 【ゲーム】現時点のゲームソフト所持本数を記録(プレイステーション編) »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『死刑判決』読破(2024.10.05)
- 【書籍】『最後の女』読破(2024.09.27)
- 【書籍】『魂手形 三島屋変調百物語七之続』読破(2024.09.23)
- 【書籍】『クイーン検察局』読破(2024.09.21)
- 【書籍】『宿命の地 1919年三部作③』読破(2024.09.21)
« 【映画】『Mr.ノーバディ』を見た | トップページ | 【ゲーム】現時点のゲームソフト所持本数を記録(プレイステーション編) »
コメント