【書籍】『十角館の殺人』再読
「綾辻行人」著、館シリーズの第一作、著者のデビュー作でもある新本格推理小説です。
当時、「島田荘司」さんの作品に衝撃を受け、本作も「島田」さんの推薦文に釣られて読んだなぁ。
館シリーズ好きですが、本作は「あの頃、相当ガックシ」した記憶があります。
何故だろう、館があまり活かされてなかったから・・・。それとも、昔の自分には珍しく自身で真相に到達できてしまったからか。
今回、新装改訂版に手を伸ばしてますが、読む前は本作のトリック、忘れてました。まあ、読み始めると構成の妙もあり、すっかり思い出す・・・まあ、それだけ初回に読んだ時、それなりの衝撃を受けた、記憶に刻み付けれていた作品だったようです。
さて、再読で感想はプラスとマイナス、どちらに変わるかな、良い方に振れるといいなで読み進めた結果・・・
~あれっ、珍しくプラスマイナスゼロ・・・。あまり自分の中で、評価というか印象が変わらなかったのが意外です。~
読んだ時期、歳、間に挟んだ経験から、再読で結構、評価というか自分の中での感想と印象が変わる事が多い中、珍しいなぁ。
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互いに先輩から継承した著名な推理小説家の名前で呼び合う大学ミステリ研が、過去に事件のあった孤島を訪れる。
そこで発生する連続殺人事件、大学生達が一人ずつ・・・。
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とりあえず、館シリーズの再読を続ける意欲は沸きました。希望としては、大きくプラスに転じてくれて、次を次を─と読書欲を掻き立ててくれることを期待したのですが、そこまでの効果はありませんでした・・・が、読み返すと色々気づく点があり、面白い?かな。
最後に館シリーズの一覧とブログを始めてから記事にしたものがあったので、感想へのリンクを。
・十角館の殺人
・水車館の殺人
・迷路館の殺人
・人形館の殺人
・時計館の殺人
・黒猫館の殺人
・暗黒館の殺人
(記:スッタコ小僧)
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