【書籍】『ダブル・ダブル』読破
「エラリイ・クイーン」著、著者が想像した町「ライツヴィル」を舞台とした殺人事件を描く、探偵役は小説家「エラリイ」─新訳版を読みました。
著者の初期の作品(国名シリーズ等)でないだけあって、読み易く(新訳の影響?)、また事件以外、登場人物達や事件とは少し関連の薄い部分での出来事/イベントも楽しめた作品かな。
~その点、著者作品に期待している論理、パズル、その他の諸々要素が薄かったかな、と感じました。~
まあ、アメリカが舞台だと私個人の中で、日本の"金田一耕助"シリーズ寄りに不気味さを持っていかれても、「?」となってしまうので。。。(英国の方は、アガサ女史の凄さもあるけど、幾分、伝わってくるのですが。)
まあ、上記は終盤の話で、前半は何が起こっているか分からないけど、不可解というか死が続いている─という不気味さで牽引するのですが、本当、読み易くなかったら、ちょっとキツかったと思わせる内容でした。
タイトルに込められた意味は良く分かりましたが、ちょっと求めていた面白さとは違ったなぁ、というのが正直な感想です。
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エラリイに届けられた新聞記事の切り抜き。
町で貧乏人と思われ、病死した男が実は金持ち。金持ちと思われていた男が実は借金まみれで、病死した男の遺言執行にあたり、バレるのを恐れて自殺。
更に死は続き、事件関係者の娘リーマより、エラリイの出馬を願う事態に。
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(記:スッタコ小僧)
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