【書籍】『終わりなき夜に生まれつく』再読
「アガサ・クリスティー」著、著者の有名な探偵達は出てこないノンシリーズですが、【読み出したら止まらない】、著者の魅力が詰まったサスペンス&ミステリ作品です。
著者の作品は大体が2回以上は読んでいます。
なので読み出すと序盤、または発生した事件にて真相・結末を思い出す、しかし、それでも止まらないのが著者作品の凄い所です。
真相・結末を思い出したら思い出したで、そこに到達するまでの伏線に「ニヤリ」としながら読み進めている自分がいます。
本作の騙しも著者の【王道パターン】なのですが、それでも楽しめてしまうのは、私が著者贔屓過ぎるのでしょうか。
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呪われた土地と噂される<ジプシーが丘>。そこに友人である天才建築家に屋敷を建ててもらう事を夢見る青年「マイケル・ロジャーズ」。
定職もなく職を転々とする青年には夢のまた、夢。
しかし、一人の女性との出逢いが青年に一大転機が──。
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当初、各シリーズ毎に別記事『アガサ・クリスティー百科事典』の順序通りに読み進めるつもりでしたが、久しぶりにクリスティー作品が読みたくて読みたくて。
ノンシリーズだし、タイトルからあまり内容が思い出せない作品だから良いかと手に取ったのですが、ド頭で展開と真相を思い出してしまった作品でした。
それでも、前述のように良い読書、読後感を残してくれるとは、流石、脱帽です。
(記:スッタコ小僧)
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