【書籍】『浮雲心霊奇譚 白蛇の理』読破
「神永学」著、霊の見える赤目を持つ風来坊!?「浮雲」と既に事件巻き込まれ体質となった絵師を目指す青年「八十八」が遭遇する怪事件を描いた幕末・心霊ミステリーです。
~ちょっと登場人物のプチ・ロマンスに頼り過ぎかな・・・まあ、本作の魅力全開なのですが、もう少しミステリ部分に力を注いで欲しい。~
収録の三作品は「白蛇の理」「猫又の理」「狐憑の理」と動物(妖怪)にちなんだ内容となっているのですが、正直、タイトルに"合わせた"感が読後に色濃く印象に残る、それだけ事件の内容と謎解きが"薄かった"結果となりました。
悪役も含め、登場人物達も揃ってきたようなので、そろそろ直接対決や「浮雲」の過去に関わる展開が欲しい所です。
色々と記載しましたが、一気にシリーズ四作品を読ませてしまう、面白さはありました。
最後に前作までの感想へのリンクを。
(記:スッタコ小僧)
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