【書籍】『SF短編傑作選 きょうも上天気』再読
「浅倉久志」訳、「大森望」編のSF短編集です。
読んだ際、いくつかの作品に憶えがあるので、おそらく再読です。
プロットが"SF原点"ともいうべき作品を集めているだけに幾らか憶えがあるだけで、近年の類似作品を読んでた事によるデジャブではないと思います。
それにしても翻訳者に焦点を当てた作品集とは珍しい、確かにまとめて読むと元は海外、別言語のSFを"うまい事、訳しているなぁ。"との感想を持つ事ができました。
解説を読んで、翻訳者さん達の偉大な実績を痛感、日本語で内容が分かる、そして楽しめるSF作品が読めるのは、彼らのお陰と。
収録されている作品は以下の9作品、簡単なあらすじを記載しようと思いましたが、ネタバレというかプロットばれになるので、やめておきます。
まあ、各作品の冒頭に著者説明で若干、すぐに説明してしまっていますが、個々の作品、本当に楽しめます。
本当、"SF"の主要なネタ・種が満載の短編集でした。
・「オメラスから歩み去る人々」アーシュラ・K・ル・グィン
・「コーラルDの雲の彫刻師」J・G・バラード
・「ひる」ロバート・シェクリイ
・「きょうも上天気」ジェローム・ビクスビイ
・「ロト」ウォード・ムーア
・「時は金」マック・レナルズ
・「空飛ぶヴォルプラ」ワイマン・グイン
・「明日も明日もその明日も」カート・ヴォネガット・ジュニア
・「時間飛行士へのささやかな贈物」フィリップ・K・ディック
(記:スッタコ小僧)
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