【書籍】『Yの悲劇』再読
「エラリー・クイーン」著、引退した老俳優「ドルリー・レーン」氏が苦悩しながらも活躍する本格推理小説です。
~私が最初に著者の作品で一番に衝撃を受けた作品だったと記憶しています、今、読んでも面白く、再読により伏線/論理の凄さが際立ちます!!~
惜しむらくは、私が「英語」─原文で読めていたらなぁ。そして、アメリカの日常/習慣をもっと把握できていたら・・・本作はもっともっと楽しめたのではと。
そこは仕方がないとして(そのお陰で日本の"本格"作品も存分に楽しめているし)、度々読み返せる作品がある事が嬉しくて堪らない。
新しいモノもどんどん読み進めたいですが、小説に限らないのですが、"好きな""何度でも手に取ってしまう"作品が出来る事は素晴らしい事だと思います。
ただ、その作品がどうしても"若い頃"に集中してしまう、原体験が強いのは仕方がないのかな。
経験が少ない分、"それ"に触れた時のインパクトは強いだろうし。
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富豪一家、女傑の「エミリー・ハッター」夫人が猛威を振るう一家。
その夫が"自殺"で発見されてから、一家を襲う事件・事件とは・・・。
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さて、続いて『Zの悲劇』や最後の事件・・・と手を伸ばしたい所ですが、私の記憶の中で犯人が鮮明過ぎて、ちょっともう少し記憶を薄れさせないと。
『Xの悲劇』や本作のように過去の読んだ記憶により犯人が分かっていても、読んでしまう─力が後続の作品には少し不足していたので。
(記:スッタコ小僧)
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