【書籍】『親指のうずき』再読
「アガサ・クリスティー」著、中年となった元探偵夫婦「トミー」と「タペンス」─主に「タペンス」が繰り広げる冒険・・・いやちょっとした旅行含みの調査譚です。
~ちょっと序盤、展開が緩みがち、のんびり感がありますが、中盤から終盤にかけての追い込みは十分です。~
実際に明確な事件が発生、進まない中、手探りで調査する状況が続いて、序盤の叔母さんの老人ホーム訪問から少し退屈気味で読み進むスピードが減速しました。
けれども、真相、事件の中心に近づいた「タペンス」に・・・から、安定の終盤まではノンストップ状態です。
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久しぶりに小うるさい叔母さんを老人ホーム訪問、その数週間後、叔母さん亡くなります。
遺品としてもらった見かけた事のある屋敷が書かれた絵画、その絵画の元の持ち主、老人ホームで出会った老婦人が気になる「タペンス」。
特にそのご婦人が「暖炉の中に子供・・・」と話していたのが気になっていました。
しかし、その老婦人は突然、親類からの依頼で老人ホームを引き払っており、連絡を取ろうにも繋がりません。
何かの事件を嗅ぎ取った「タペンス」、夫「トミー」がOB会で不在を機に、自身も旅行を兼ねて調査開始です。
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探偵・冒険譚というより、中年で落ち着いたのか、サスペンス寄りの作品だったのかな。
そういえば、シリーズ中で主役たちが大きく歳をとった作品に触れたのは、推理小説では「アガサ・クリスティー」著の本シリーズだったような。
ファンタジーだと『魔法の国ザンス』シリーズだけど。
(記:スッタコ小僧)
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