【書籍】『今昔百鬼拾遺 河童』読破
「京極夏彦」著、学生「呉美由紀」と記者「中禅寺敦子」コンビが活躍する現代の"妖怪"退治・・・怪事件解決ミステリです。
~もう少し、妖怪蘊蓄が欲しいなぁ、やっぱり。~
今回、研究者「多々良」先生も折角登場しているのに、"ライト(軽め)"を狙ったシリーズなのでしょうか、私的には当該成分が不足していると感じました。
事件の内容も水死体、ズボンを切られて・・・以外は無理矢理「河童」に紐づけたみたいで。
でも、近代の問題に結び付けて、記憶と問題を風化させない点は良かったです。
「天狗」「鬼」「河童」と本シリーズは妖怪の有名どころを題した作品が多かっただけに、各妖怪について今まで知らなかった知識、蘊蓄を期待していたのですが、まあ著者以外にも色々な作品に触れていた影響か、その点での満足は得られなかったのは少し残念かな。
(記:スッタコ小僧)
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