【書籍】『鬼面村の殺人 黒星警部シリーズ(1)』再読
「折原一(おりはら・いち)」さんの推理小説大好きっ子警部がズッコケ奮闘のユーモア・ミステリです。
~うーん、著者の作品、多数読んでいるはずなのですが・・・全く内容&トリックを憶えていない。~
再読により印象が変わる作品があるので、本作もその良い方向へ記憶が更新されることを期待して手に取ったのですが。。。
~そりゃ、憶えていないはずだ。。。~
こう考えると古い作品で現代まで残っているのは、まあ最初にインパクトのあるトリックや展開を使用したからでしょうが、何も残っていないのは、やはり何かが不足しているからでしょう。
推理小説は難しいよね。
映像系は映像技術の進歩、3Dなど表現さえ増え、昔と比べて「何らかプラス」ができる。
過去に出ているトリックだと組み合わせや隠し方、複数組み込みで過去の驚きに対抗するしかない・・・でも、そこは物理系トリック以外で色々と試行錯誤をして繰り出してくれる作者達もいるだけに、もう一押し何かが欲しかったなぁ。
本作、新装版で大幅加筆ですが初期の頃だし、まあ「黒星(くろほし)警部」と相棒の旅行雑誌記者「葉山虹子(はやま・にじこ)」のやり取りは、楽しめたので、謎解きに大きな比重を置かなければ・・・。
~~~
推理小説好きが影響して署では厄介者扱いの「黒星警部」。休暇があっさりOKで、どぶろく目当てに行った先でトラブルに巻き込まれてしまう。
「鬼面(おにつら)村」の村おこしで発生する消失!?事件、果たしてその真相は。
(記:スッタコ小僧)
« 【映画】『ポセイドン』を見た | トップページ | 【映画】『ライト/オフ』を見た »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『マーダーボット・ダイアリー システム・クラッシュ』読破(2025.04.12)
- 【書籍】『三つ首塔』読破(2025.04.09)
- 【書籍】『幽霊座』読破(2025.04.07)
- 【書籍】『迷路の花嫁』読破(2025.04.07)
- 【書籍】『雪が白いとき、かつそのときに限り』読破(2025.04.05)
コメント