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2020年11月15日 (日)

【映画】『タイタンの戦い(1981)』再見

 再見といっても、以前の記事にて記載したように昔は一度、しっかり最後まで見れていなかった作品です。(前作記事によるとその後、きっかり見ている模様・・・うーん、忘れている。)

~良かった、過去の思い出を美化しているだけではなかった。~

というのが再見した率直な感想です。

 前回、2010年の主人公「ペルセウス」を「サム・ワーシントン」、主神「ゼウス」を「リーアム・ニーソン」が演じるリメイク版(続編、逆襲も)についての感想を記事にしました。

 流石、リメイク版、特撮技術の進歩にて怪獣達の描写は十分だったのですが、何故か映画として物足りない、正直、期待した程には楽しめませんでした。

2010年版の予告が最初に入っていたので、おそらく公開に合わせた抱き合わせ等にて発売されたBlu-rayの本作、中古屋で見つけてラッキーレベルで視聴したのですが・・・いやはや面白かった、楽しめました。

 正直、特撮はおそらく人形を1コマ1コマ動かす技術にて"カクカク"でぎこちないし、空飛ぶペガサス等、合成が"バレバレ"の内容です。

~でも、見始めるとのめり込ませてくれるのですよ。~

 最近の風潮と異なり主人公を含め兵士たちは、"マッチョマッチョ"ではなく、前述の敵"カクカク"も相まって、戦闘シーンの動きは「んっ」と思ったりもします。(旧作の主人公役である「ハリー・ハムリン」、好青年・・・イケメン比率の方に重きが置かれており、とても戦士には見えず。)

 でも、そこをカメラワークや演技、演出にて補っている点、いやはや脱帽です。

あとリメイク版と大きく異なる、差異として際立って感じられたのが、以下2点。

・オリンポスの神々の人間っぽさ。

 「ゼウス」神役の「ローレンス・オリビエ」さん、人間っぽさ大爆発です。

・冒険というか、旅、旅行感。

 当時の特撮技術、またコストの問題かもしれませんが、戦い・闘い・・・の展開ではなく、丁寧に物語、「ペルセウス」の冒険をなぞって行っている印象を受けました。

 ショッキング、ハラハラドキドキのイベント満載のアクション映画─ではなく、その内容(神々の振る舞いを含め)から愛され続けるギリシャ神話の良さを味合わせてくれる作品になっているのでは・・・と感じました。(各種色々な作品[アニメ等]の派生でおおよその内容は把握しているも、元をきっちり読んだ事がないので、正しくはないかもしれませんが。)

 いずれにしても、良かった再見しておいて、『タイタンの戦い』、小さい頃の記憶通り、面白かったです。

さて、最後に一つ。

 邦題の『タイタンの戦い』、合っていないでしょ。(CLASH OF THE TITANS)

私、昔はずっと「タイタンという地」での戦い、その物語と誤解してました。

「タイタン」という単語、またギリシャ神話の流れを知ってから、誤解が解けた記憶があります。

まあ、映画の中で「メデューサ」vs「クラーケン」の戦いを「タイタン(同士)の戦い」とハッキリ言ってますし、リメイク版の『タイタンの逆襲』は確かにその邦題で合ってますし。。。。

(記:スッタコ小僧)

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