【書籍】『魔性の子 十二国記』読破
「小野不由美(おの・ふゆみ)」が描く異界ファンタジー、『十二国記』シリーズなのですが・・・ジャンルは【ホラー】でしょうか。
この前の記事でシリーズ最初の作品の感想を記載したのですが、それ以前に『黄昏の岸 暁の天 十二国記』を読破しています。
その『黄昏の岸 暁の天 十二国記』の"日本側"で発生していた話です。
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ここは自分の居場所ではないと常に感じる教育実習生「広瀬」。
彼が母校で出遭ったのは自分と同じ"異端"(!?)の雰囲気を持つ、いやそれ以上の雰囲気を纏う少年「高里」。
昔、神隠しに出遭い、戻ってきた少年は、彼に危害を加えると・・・・・・「祟る」という噂が。
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ホラー小説としても十分、逆に『十二国記』という冠がその怖さを薄めた形になっています。(妖魔の存在を知っているだけに)
人の薄暗い部分を過剰に描いているわけでもないのに、じわじわと染み渡っていく・・・・・・単純なこの世でないものが暴れるホラーとは違った怖さが、うまい具合にミックスされています。
(記:スッタコ小僧)
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