【書籍】『ゼロの焦点』読破
「松本清張(まつもと・せいちょう)」著、【社会派・サスペンス】小説です。
「推理」小説とは記載できませんでした・・・・・・あまり、読者側が推理する事はなかったので。
著者の作品を読むのは本作が、初めてです。
ドラマ化作品は数本、見ており、どれも面白かったです。
いわゆる【本格モノ】の作品、また、その評論&解説の影響か、著者の小説を読むのを意図して避けていた気がします。
今回、「食わず・・・いや、読まず嫌いは良くない」と手に取りました。
意外な真相という訳ではありませんが、詰まる事なく読み進める事ができ、面白かったのでしょう、読了するまでのスピードは速かったと思います。
もっと、"お堅い"文章で読みづらいのかという誤った先入観が払拭されました。
ただ、パズル、読者側がある程度、推理する作品に慣れている、そちらの方が好みである私にとっては、面白さとしては足りなかったです。
やはり少し淡々とし過ぎているように感じられてしまう。
犯人への明確な線を提示してくれるのは良いが、私が"遅く"に読んだせいか、肝の動機面におけるインパクトが減・・・・・・。
トリック&犯人への驚きは少ない作品であるだけに、終盤、予想がつく、予想通りの結末へGoでは少し寂しいです。
(記:スッタコ小僧)
« 【映画】『荒野の用心棒』を見た | トップページ | 【アニメ】『ドットハック セカイの向こうに』を見た »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 【書籍】『死刑判決』読破(2024.10.05)
- 【書籍】『最後の女』読破(2024.09.27)
- 【書籍】『魂手形 三島屋変調百物語七之続』読破(2024.09.23)
- 【書籍】『クイーン検察局』読破(2024.09.21)
- 【書籍】『宿命の地 1919年三部作③』読破(2024.09.21)
コメント