【書籍】『女性司祭』読破
「バーバラ・ウッド」著、1999年の12月31日に向けて、発掘されたパビルスを巡る【サスペンス】小説です。
当初は、よくあるロマンス方面に力が入ってしまうのではと懸念した所もあったのですが、何とか最後まで均衡と緊迫を保っていました。
ただ、一点、残念な点を挙げると、パピルスの翻訳が・・・・・・全く古く感じられない文体であることです。
これは、原作の状態そのままなのか、それとも、日本の翻訳者に問題があったのか。
いずれにしても、上記が影響して古代から続く壮大な──という点が、全く感じされず、ただの追いかけっこサスペンスとしか感じられない。
題材が面白いだけに、そこがあまり活かされてないのが残念です。
追う、追われるのサスペンス単体でも面白いので、詰まる事はありませんでしたが、タイトルとあらすじから連想する"謎"がいまいちだったのが悔やまれます。
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考古学者「キャサリン・アレグザンダー」は、エジプトにて求めていたパピルスを発見した!!。
しかし、それを追って、コンピュータの世界を牛耳る大富豪のコレクター、アメリカ政府が動き出す。
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(記:スッタコ小僧)
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