【書籍】『隻眼の少女』読破
「麻耶雄嵩(まや・ゆたか)」著、隻眼が事件の不整合を見つけ出す名探偵「御陵(みささぎ)・みかげ」デビュー事件、【推理小説】です。
~旧家、伝承・・・・・・"本格"ギミックが好きな読者ほど、嵌る仕掛けが心憎い。~
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神の血を引き、災厄を防ぐという"スガル"様信仰がある村で発生する連続殺人事件。
そこに表立っては報道されないが、裏では警察で有名な名探偵「御陵みかげ」・・・・・・の娘が、事件に居合わせる!!。
2代目デビューとなる事件に、初めから華々しい推理を繰り広げる「みかげ」。
しかし、犯人の奸智を想像を絶するモノだった!!。
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後味の悪さが少しネックですが、事件および犯人は歯応え十分です。
ミスリードにすっかり、嵌ってしまった時の悔しさやら、久しぶりに著者の作品で騙された嬉しさやら・・・・・・。
著者の作品は突飛なトリックはなく、論理、論理、理詰め、理詰めの推理で、クイズ/パズル的な要素が濃く、舞台設定は十分なのですが、いまいち雰囲気に浸れない場合があります。
今作も、そのように感じるのですが、本作の"真相"には、程好くマッチしていたかな。
(記:スッタコ小僧)
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