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2013年2月

2013年2月24日 (日)

【書籍】『ウロボロスの純正音律』読破

 「竹本健治(たけもと・けんじ)」著、著者お馴染みの【メタミステリ】とでも言うのでしょうか、『ウロボロス』シリーズ作品です。
というより、ジャンル【ウロボロス】で良い気がします、それだけ独特な作品です。

 著者自身はもとより、現実に活躍している推理作家さん達を登場させ、今回は妖しき館で発生する連続殺人事件です。
けれども、事件解決に通常の【推理小説】の回答を求めてはいけません、求めていると・・・・・・この分厚い本を読み終わった後に「ガクーン」ときます。
私もシリーズおよび著者の"異色な"方の作品を読んだ事があるので、ある程度、覚悟を決めて本作を手に取りました(※)が・・・・・・これは、きついなぁ。
※本の厚さも若干は関係しますが、読むのに時間がかかるので、借りる場合は他の作品を控えるなど。

 特に全体に渡って描かれる「碁」が・・・・・・。
「碁」の歴史があれば、または打てれば、もっと楽しめるとは思いますが、如何せん、私は<コミック『ヒカルの碁』を読んだ事がある>レベルなので。

~推理小説・・・というより推理小説作家マニア向けの作品なので、ミステリ初心者は注意が必要です。~

 上記感想が出る事自体が、著者の"思惑通り"なのかも知れませんが。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『魔女誕生 新訂版コナン全集2』読破

 「ロバート・E・ハワード」著、「キンメリア人」の傭兵・盗賊・海賊、果ては隊長・・・野蛮人「コナン」を描く【ヒロイック・ファンタジー】の短編集です。
30歳でなくなった著者が惜しまれます、「コナン」シリーズ以外にも、もっと色々と読みたかったなぁ。

 映画化された「コナン」の感想を含めて、シリーズ全般の感想は『全集1』の方に記載してしまった為、あまり書く事がなくなってしまいました。
シリーズの感想とはちょっと外れますが、短編形式である点についての感想を記載します。

 1話完結で、その中に著者が描くファンタジー世界感、そして大陸を収める点には感心します。
雑誌連載が確約されていない、またいつ掲載されるのか、1話の応募など諸々の事情はあるかと思いますが、このジャンル・舞台で"短編"として満足させる作品を数々作成できる点は、凄い、と感じます。
シリーズと発表し続けていければ、段々とその世界は確立するでしょうが、まず最初の一歩が、他の時代・舞台設定と比較して、とても大変だろうなぁ・・・と。

 私は、現時点でジャンルを問わず、色々な作品に触れており、イメージし易いという点があるので、"ちょっと言い過ぎ/誉め過ぎ"な意見かもしれません。

 ファンタジー小説はライトノベルも含めて、日本には溢れかえっているので、わざわざ"古典"に手を伸ばすまでもないかと思っていたのですが、思い違いでした。
やはり、昔の作品で今日まで残っている作品は、残っているだけの"力"がありました。

 さて、本作に収録されている作品は以下の通りで、お薦めはやはり表題作になっている作品です。
・黒い怪獣
・月下の影
・魔女誕生
・ザムボウラの影
・鋼鉄の悪魔

 最後にシリーズの感想(過去記事)へのリンクを──。

『黒い海岸の女王 新訂版コナン全集1』

(記:スッタコ小僧)

【アニメ】『鉄拳 ブラッド・ベンジェンス』を見た

 原作は格闘ゲーム、CGアニメーションで描かれた【SF・アクション】ものです。

~いつも思うのですが、何故に長編アニメにしたいと思うのでしょうか。~

 本作だけではなく、『バイオハザード』(CG版)も該当するのですが、ゲームで伝えるのではなく、どうしても長編CGアニメとして描かなければいけない事があるのでしょうか。
良い方に考えれば、『バイオ』シリーズはゲームとゲーム間の補足編、本作で言えば、基が【格闘アクションゲーム】であるだけに、ゲーム本編ではあまり描かれないストーリー補強でしょうか。

~けれども、どうもストーリー補完ができているようには見えず、番外・特別編のように感じます。(キャラの設定から、おそらく)~

 プレイが『鉄拳4』あたりで止まっており、[PSP]で『鉄拳6』は数時間プレイしただけで、全くストーリー的には???となっていたので、上記内容が正しいと確実には判断できませんが。

 「アリサ」以外は、昔からのキャラで固められていたので、その点は助かったかな。
また、映像に関しても巨人の描き方については『タイタンの逆襲』よりは良かったです。
あちらは、個々のシーンや動作が速すぎるのか、余計な演出が多いのか、何が何だか分からなく、迫力が逆に伝わって来なかったので。

 まとめると映像は良かったのですが、いまいち必要性が見られない作品です。
「CG凄いなぁ」・・・・・・という感想を期待しているだけの作品であれば、良いのですが。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『黒い海岸の女王 新訂版コナン全集1』読破

 「ロバート・E・ハワード」著、"元祖"【ヒロイック・ファンタジー】、野蛮人と呼ばれる「キンメリア人」、「コナン」の冒険を描く作品です。
昔のアニメを見られている日本人からだと、盗賊や海賊行為を行う人物に「ヒーロー」や「ヒロイック」とつけるのに違和感があります。
ただ、戦い・戦いの中、一国を治めるようになる人物になるには、"強さ"が求められるのでしょう。
日本の歴史にも、表面に出てはいない、隠された事が多々あるようなのは「高田崇史」さん作品で、お馴染みとなっているので。

 さて、本作の感想ですが、まず読み進めると感じるのは以下の通り。

~「アーノルド・シュワルツェネッガー」出演の映画の印象が強いので、最初は違和感があります。~

「全集」とあるように、短い冒険エピソードの塊となっております。
原作小説を読むと前述の【映画版】は、原作小説の映像的に面白い部分をストーリー的に繋げ、登場人物を再配置、こちらも繋げて【特撮アクション物】として、大分、エンターテイメント性を高めたモノだったということが分かります。
それは、それで、大正解だったのではないでしょうか。(続編も作られたし。)

 原作小説は、原作小説で、映画と比較すると"地味"ですが、"燻し銀"の良さがあります。
そして、人間ならではの"弱さ"もあり、とても好感が持てるヒーローです。
映画版も、酒、そして女性に弱い部分を描いていますが、「コナン」の超人的な強さ、そして何モノも恐れない印象があります。
小説の「コナン」は、やはり人智を超えたモノ、人でないモノに恐れ、恐怖を抱きます。
時には生き残る為、止む得ずもありますが、恐怖を抱きながらも、戦い、勝利・・・いや、生き残る姿が、力強さをより与えてくれているのではないでしょうか。

 本作に収録されている作品は以下の通りです。
その他、未完の作品(草稿)を含めた資料などがついております。(「ハイボリア時代」の説明は、正直、眠くなりました。)

・キンメリア(詩)
・氷神の娘
・象の塔
・石棺のなかの神
・館のうちの凶漢たち
・黒い海岸の女王
・消え失せた女たちの塔

 なかでもお薦めな作品は、やはり、タイトルでもある「黒い海岸の女王」です。
女海賊「ベーリト」との出遭いと別れ・・・・・・必読です。

(記:スッタコ小僧)

【アニメ・ゲーム】6月25日(月)~6月30日(土)雑記

 「ソニー」さん、昨年の年末商戦、相当、成績が悪かったのかな・・・・・・。
人気ソフトをつけるなどして、一生懸命ハードを売ろうとしていたと感じていたのですが。
まあ、つけたのが人気ソフトだけに大量に出回り、中古は相当、安くなっている品なのではと思い、据え置き、携帯共に購入には踏み切れませんでした。
携帯(PS Vita)の方は、既に購入してある『MK』、予約した『DOA PLUS』の為に、いずれ購入しようと思っていました。
その矢先、1万円値下がりのニュースはありがたかったです。

 据え置き(PS3)の方は、どちらかというとXBOX360の方に興味があるので、「PS4」発売には、喜びはなかったです。
過去の互換性取り止め、ダウンロード版を再購入させるなどの姿勢から、今回はどうなるのか、楽しみです。
互換性などがあると、薄型を初め、中古品が安くなることから、場所さえ空けば、購入の魅力が高まるのですが、如何せん、あまり遊びたいソフトがありません。

 ・・・というより、《「PS3」でなければ、ならでは》というソフトがないので、レトロハードの仲間入りをしても、全く"意味"がありません。
パソコン、携帯、スマートフォン、タブレットなどと同様に、費用さえあれば"最新へ、最新機種へ"と進むのがベストなんだろうなぁ。
上記の姿が、会社にとっては一番嬉しい、正しい姿勢なのだろうけれども──。

□表中「区分」の意味
A:アニメ
C:コミック
G:ゲーム
-:その他

表.[12/06/25(月)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A 黄昏乙女×アムネジア 第12話 【ピックアップ】参照。
A 謎の彼女X 第12話 文化祭の後遺症,[占部]必殺技失敗。

【ピックアップ】[06/25]

■『黄昏乙女×アムネジア』
 【最終回】です。
全体を通しての感想ですが、もう少し【ホラー】要素が欲しかったなという感想です。
幽霊「夕子」との恋愛、怪異調査部の面々・・・・・・諸々面白かったのですが、オープニング映像などで漂わせていた"妖しさ"が不足していたかと。
バイオレンス描写で怖がらせるのではなく、『ゴーストハント』以来の"雰囲気"、日本的な怪談イメージで怖がらせてくれる部分がある作品を勝手に期待していただけなのですが。

表.[12/06/26(火)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A 這いよれ! ニャル子さん 第12話 【ピックアップ】参照。
A 氷菓 第10話 俺自身の見積もり・・・[イリス]先輩マジック炸裂。
A 君と僕。2 第13話 【ピックアック】参照。

【ピックアップ】[06/26]

■『這いよれ! ニャル子さん』
 【最終回】です。
「皆が消えた」の展開ですが、内容は"ただの回想編"。
うーん、最後らしくして欲しかったなぁ、というのが正直な感想です。
本作であれば、番外編みたいなものを最後にしても良かったのではと思います。
オープニング、設定、パロディ満載と諸々、印象に残る作品ではありました。

■『君と僕。2』
 【最終回】です。
男子5人のギャグでもなく、熱血モノでもなく・・・・・・微妙な雰囲気が楽しめた作品でした。

 最近の邦画も、奇抜から一転、昔の"形態"作品が増えてきたなぁ。
どちらも一長一短はあり、私もかなり好き嫌いがあるのですが。

表.[12/06/27(水)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
** *** ** **********

【ピックアップ】[06/27]
特になし。

表.[12/06/28(木)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A ヨルムンガンド 第11話 [バルメ]&[ヨナ]二人旅。
第12話 【ピックアップ】参照。

【ピックアップ】[06/28]

■『ヨルムンガンド』
 【最終回】・・・・・・はあ、2期へ続くです。
まあ、きちんと完結している作品のアニメ化を実施してくれただけでも「良し」とするか。

表.[12/06/29(金)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
G パルスター NEOGEO 家庭でプレイするとなるとやはり横画面SHT?。
G SVC CHAOS NEOGEO [豪鬼];[どこキャン]タイミング,指で覚えるのではなく・・・。
G 神凰拳 NEOGEO [弁天];硬直とタイミングを把握せよ。
G ファイターズ ヒストリー・ダイナマイト NEOGEO [ヨンミー];空中飛び道具で着地をずらして・・・。

【ピックアップ】[06/29]
特になし。

表.[12/06/30(土)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A LUPIN the Third 峰不二子という女 第12話 [銭形]失脚!?,少女連続誘拐事件の謎へ。
第13話 【ピックアップ】参照。
A つり球 第12話 【ピックアップ】参照。
A あっちこっち 第12話 【ピックアップ】参照。
G サウンドノベル街 SS 【ピックアップ】参照。
G シルエットミラージュ SS 【ピックアップ】参照。
A さんかれあ 第10話 [古谷]攫われる;[れあ]の母親の秘密。
第11話 決闘,そしてゾンビ感染!?。
第12話 【ピックアップ】参照。
A 夏色キセキ 第11話 アイドルオーディション,チキンハードで振り出しへ!?。
第12話 【ピックアップ】参照。

【ピックアップ】[06/30]

■『LUPIN the Third 峰不二子という女』
 【最終回】です。
オチは、イマイチでしたが、今まで積み重ねたキャラクター設定があるだけに衝撃的な過去は描けなかったのでしょう。
でも、久しぶりに"モンキー・パンチ"風の──つまり、原"ルパン"が楽しめたという感じです。

■『つり球』
 【最終回】です。
地域を活性化のご当地アニメかと思いきや、なかなかどうして、味のある作品でした。
タイトルの"釣り"は当初は、主人公が"のめり込む"部分で活躍していましたが、最後は"おまけ"のような・・・・・・。
でも、久しぶりに『釣りキチ三平』以外に釣りが題材の作品を楽しめました。

■『あっちこっち』
 【最終回】です。
この手の作品は、"安定"して楽しめるのが強みです。
また、同系統の作品が多々あると思いますので、続編以外でもリターンすることを願います。

■『サウンドノベル街』[SS]
 ずーっと評価が高い作品なので、いつかはプレイしようと思っていた作品です。
確かに面白そうなのですが、まだ少しプレイしただけでは、"嵌る"まで行かず・・・・・・。
『かまいたちの夜』[SFC]は、夢中になってプレイした記憶があるのだけれども、やはり実写という面が私にはネックとなっているのか。

■『シルエットミラージュ』[SS]
 こちらも評価の高い、【アクション】ゲームです。
「芸が細かい」という点は、少し触っただけでも分かります。
ただ、まだまだ面白いまでには直結せず・・・・・・修練が必要な作品と思われます。

■『さんかれあ』
 【最終回】です。
「ゾンビ少女」との恋愛劇・・・・・・設定は面白いのですが、ここまでの12話のみでは何とも言えません。
完結、その最終回にどのような"終わり"を持ってくるかで、正しく評価すべき作品かな。
現時点では、"その設定が面白かった"との一言です。

■『夏色キセキ』
 【最終回】です。
少女4人が経験する夏の奇跡・・・・・・当初、あまり面白さを見出せない作品でした。
最後は、タイムバック・・・・・・終わらない夏⇒「奇跡とさようなら」の展開です。

(記:スッタコ小僧)

2013年2月11日 (月)

【書籍】『ザ・プレイ』読破

 「アリスン・ブレナン」著、元FBI捜査官の女性を主人公に据えた3部作の第一弾、【ラブ・サスペンス】です。
3部作の第一弾といっても、本作を読んだ限りでは、登場人物達に過去の関係&関連性はあるも、ストーリー的には別ものなのでご安心を。
活字が大きいのですが、この厚さで続く──となったら、困るので。

~~~
 FBIを辞めて、人気小説家として活躍する「ローワン」を最終ターゲットと匂わす事件が発生する。
彼女の作品を真似た殺人事件──。

 「フリン」兄弟+妹によるボディガードが続くも、一部の人間しか知らない彼女の過去を揺さ振る犯人に「ローワン」は恐怖する。
果たして、「ローワン」の過去、そして犯人の正体とは・・・・・・。
~~~

 サスペンス感はバッチリ、また、女性作家ならでは──ではないと思いますが、一部の展開には好感が持てました。

 ただ、ちょっと辟易したのが、「ラブ」描写です。
ラブ、と言うか、ロマンチック・サスペンス・・・・・・女性作家が描くこの手の作品全てに当て嵌まる訳ではないと思うのですが、"多い"です。
正直、「そんな事、やっている場合じゃないだろ。」と思う部分での挿入が・・・・・・ワザとなのでしょうか。

 上記を除けば、サスペンスものとして、一気に読める面白い作品でした。
なので、機会があれば、第二弾、第三弾と、3部作を全て読んでみる予定です。

(記:スッタコ小僧)

【映画】『ドラゴン・タトゥーの女』を見た

 原作小説は未読ですが、本作前に映画化された3部作は視聴済み、「デヴィッド・フィンチャー」監督×「ダニエル・クレイヴ」」で贈る【サスペンス】映画です。

~残念ながら、前に見たバージョンの方に軍配が挙がります。~

 なんでだろう、映像的に「デヴィッド・フィンチャー」風味が強くて、"サスペンス感"が薄れてしまった感じがします。
また、タイトルの刺青は目立たず、モザイクをかけるなら、かけてなくて良いカメラワーク&演出を見せて欲しかったです。

 一番、首を傾げたのは、記者「ミカエル」(「ダニエル・クレイヴ」)と調査員「リスベット」(「ルーニー・マーラ」)の出遭いです。
どちらが原作通りなのかは、原作未読の私には分かりませんが、つまらなくなった・・・・・・と思いました。

 写真の気づきの演出も温く、リメイク前の作品で私が面白いと思った部分が、悉く潰されている感じがして、残念でした。
後続の作品も「フィンチャー」監督でリメイクされるか分かりませんが、私は『ミレニアム』版をお薦めします。

~~~
 告発失敗により危機的な状況にある記者「ミカエル」に、40年前の失踪事件の調査の依頼が発生する。
40年もの歳月により調査は難航するかと思われたが、とある発見+とある出遭いにより、調査は進み、謎と犯人を燻り出す!!。
~~~

 さて、最後に『ミレニアム』版の感想へのリンクを──

『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
『ミレニアム2 火と戯れる女』
『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『隻眼の少女』読破

 「麻耶雄嵩(まや・ゆたか)」著、隻眼が事件の不整合を見つけ出す名探偵「御陵(みささぎ)・みかげ」デビュー事件、【推理小説】です。

~旧家、伝承・・・・・・"本格"ギミックが好きな読者ほど、嵌る仕掛けが心憎い。~

~~~
 神の血を引き、災厄を防ぐという"スガル"様信仰がある村で発生する連続殺人事件。
そこに表立っては報道されないが、裏では警察で有名な名探偵「御陵みかげ」・・・・・・の娘が、事件に居合わせる!!。
2代目デビューとなる事件に、初めから華々しい推理を繰り広げる「みかげ」。

 しかし、犯人の奸智を想像を絶するモノだった!!。
~~~

 後味の悪さが少しネックですが、事件および犯人は歯応え十分です。
ミスリードにすっかり、嵌ってしまった時の悔しさやら、久しぶりに著者の作品で騙された嬉しさやら・・・・・・。

 著者の作品は突飛なトリックはなく、論理、論理、理詰め、理詰めの推理で、クイズ/パズル的な要素が濃く、舞台設定は十分なのですが、いまいち雰囲気に浸れない場合があります。
今作も、そのように感じるのですが、本作の"真相"には、程好くマッチしていたかな。

(記:スッタコ小僧)

2013年2月 8日 (金)

【アニメ・ゲーム】6月21日(木)~6月24日(日)雑記

 映画と異なり、ゲーム、特に格闘ゲームの場合には、続編は上乗せ/追加がメイン、そして、ここ最近を見るとシステム的な冒険は無しとなっています。
なので、初代が、パート2の方が良かったと言う事には、あまりなく、ウィルス対策ソフト/定義体などと同様に最新版を利用する事が"常"──。

 レトロハードのソフトシリーズだと色々と好きなパート○(2/Ⅱ、3/Ⅲとか)があるのが、楽しいです。
しかも、システムが改変されている場合、当初は嫌いだったのが好きになったり、今はあまり好きでなくなったりするなどの変化があるのが、また、一段と楽しいです。
「NEOGEO」作品については、以前、好きなバージョンを記載した事もあります。(また、今、記載すると変更となっている可能性もあり。)
それでは、「NEOGEO」作品以外で、記載してみると

『ストリートファイター』シリーズ:
 やはり初代の『ストリートファイターⅡ』が捨てがたいです。
2D『ストⅡ』系譜からすると『スーパー』とか、『ハイパー』もあるのですが、《格闘ゲームに嵌めてくれた一作》なので。
『EX』は、グラフィック向上から、『Ⅳ』に軍配が挙がります。
『ストⅡ』と『ストⅣ』どちらか迷ったのですが、前述の《》と細身の「ベガ」が好きなので。
 ちなみにドット風からアニメ調になった『ZERO』はシステム/コンセプト的に好む部分はありますが、前述のアニメ調が・・・・・・。
『ストⅢ』は、色鉛筆調と、やはりキャラがネックとなっています。

『ヴァンパイア』シリーズ:
 やはり『ハンター』でしょう。
その後は追加キャラで少し惹きつけられるも、システム的に・・・や、ただ単に『~○○○2』となっているだけだったりで拍子抜け。

 上記の他のシリーズは、あまり作数をプレイしていない、プレイ時間が短いので、正確な判断ができません。

『ブラディロア』シリーズは、「3」と「4」をプレイした限りでは、「3」です。

『鉄拳』シリーズは、据え置きでは「2」~「4」までプレイして、「2」かな。
タッグトーナメントを入れると、それが一番ですが。

『バーチャファイター』シリーズは、初代~「4」までプレイして、「4」です。
グラフィック勝ちです。

『ソウルキャリバー』シリーズは、『エッジ』を含めて、「Ⅱ」までプレイすると『キャリバー』初代です。
これは、「DC」というハードの影響もありますが。

□表中「区分」の意味
A:アニメ
C:コミック
G:ゲーム
-:その他

表.[12/06/21(木)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A WORKING!! 第12話 相談・・・記録更新中。
第13話 [ぽぷら],やめる!?。
- リンカーン 12/06/19 【ピックアップ】参照。
A LUPIN the Third 峰不二子という女 第9話 温泉街・・・生きた美術。
第10話 梟男,[フロイライン・オイレ];医療マフィア。
第11話 [オスカー]の過去,偽[不二子]。
A エウレカセブンAO 第8話 [フレア]・・・社長の娘。

【ピックアップ】[06/21]

■『リンカーン』[バラエティ番組]
 芸人エレベーター、TV初出しタワーです。
・「プラスマイナス」さん
 ヘミングウェイ・・・ボケとジャマ。
・「COWCOW」さん
 「田中邦衛」さんの50音BOX。
・「へんな指輪」さん
 幽霊コンビ。
・「土肥ポン太」さん
 ストリップ、鎧越しチェック。
・「ニッチェ」さん
 彩さん。
・「たむらけんじ」さん
 何をやったのだろう、いつもの?
・「ハリウッド・ザ・コシショウ」さん
 いつものモノマネ、「目玉オヤジ」、「古畑」、「アシュラマン」。
・「しんじ」さん
 単体ネタを初めてみました。

表.[12/06/22(金)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A あっちこっち 第11話 初詣。
A つり球 第11話 [青春丸]出航。

【ピックアップ】[06/22]
特になし。

表.[12/06/23(土)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
C げんしけん 二代目の参 第12巻 【ピックアップ】参照。

【ピックアップ】[06/23]

■『げんしけん 二代目の参』[第12巻]
 「木尾士目(きお・しもく)」著、大学「おたく」サークル内でのドタバタや恋愛を描く【コメディ?】作品です。
サークルメンバが一新し、女性比率が大、いや多大となっていますが、サークルOBを加えて、本シリーズの特有の"ドキドキ"感が継続中です。
個人的には、サークルに部長「荻上」大好きっ子「スー」の加入が、"効いて"います。

表.[12/06/24(日)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
G パルスター NEOGEO 【ピックアップ】参照。
G SVC CHAOS NEOGEO [豪鬼],→↓右下C、→入れたままでD連打が良い?。
G わくわく7 NEOGEO [スラッシュ]クリア,ボタンカラー反映のED。
G ブレイカーズ リベンジ NEOGEO [ティア],段位認定あり・・・うーん,そこ追加するか。

【ピックアップ】[06/24]

■『パルスター』[NEOGEO]
 『R-TYPE』に酷似と言われていたので、動画サイトで『R-TYPE』を見てみました・・・・・・確かに、これはそう言われても仕方がない。

(記:スッタコ小僧)

【書籍】『反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパークⅤ』読破

 「石田衣良(いしだ・いら)」著、果物屋と池袋のトラブルバスターを兼任する「マコト」、自身から、また依頼により巻き込まれる事件を描いた【ハードボイルド・サスペンス】小説、短編集です。

 今作も"ピリリ"とするダークな作品、考えさせられる作品、ほんわか?作品と色々、詰まっています。
(「スカウトマンズ・ブルース」、「伝説の星」、「死に至る玩具」と表題作の4編)

 難点を言うとボリュームが不足している事かな、でも、面白くて「短く感じる」といった事も影響しているので、贅沢は言えません。
それに、まだまだ、シリーズ続巻があるようなので、しばらくは「衣良」風味を味わい続ける事ができます。

 さて、最後にシリーズ感想(過去記事)へのリンクを──

『池袋ウエストゲートパーク』
『少年計数機 池袋ウエストゲートパークⅡ』
『骨音 池袋ウエストゲートパークⅢ』
『電子の星 池袋ウエストゲートパークⅣ』
『赤・黒 池袋ウエストゲートパーク外伝』

(記:スッタコ小僧)

【アニメ・ゲーム】6月16日(土)~6月20日(水)雑記

 「PLUS」、「EXTEND」、「スーパー」、「HD(対応)」・・・・・・ボリュームおよび開発費が高騰しているので、仕方がないと思いますが、買い時が難しいです。
まあ、最新の据え置きは購入していないし、携帯機の方も購入を控えております。
消化しきれず、積みあがっていくばかりなので・・・・・・バージョンアップ作品は、前作に上乗せしているので、ボリューム的にも増えているし。

 バージョンアップ・・・・・・改善していく事は良いのですが、駄作、珍作を含めて、"多彩"ではなくなってきているのが、レトロハード時代を知っている身には寂しいと感じます。
ネットや携帯ゲームをプレイしないので、狭い視野での意見かも知れません。

□表中「区分」の意味
A:アニメ
C:コミック
G:ゲーム
-:その他

表.[12/06/16(土)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
G ソウルキャリバーⅡ PS2 [御剣]クリア。
G ザ・ランブルフィッシュ PS2 【ピックアップ】参照。
A つり球 第9話 海に浸かると[江ノ島踊り];[ココ]ダウン。
第10話 アヒルと会話する男。
A モーレツ宇宙海賊 第22話 海賊狩り!!;部長へ。
A LUPIN the Third 峰不二子という女 第1話 【ピックアップ】参照。
第2話 カジノオーナーとの勝負,[次元大介]の銃。
第3話 サムライフレンド,[石川五ェ門]・・・暗殺者。
第4話 [オスカー]&[銭形]コンビ,オペラ座でvs.[ルパン三世]。

【ピックアップ】[06/16]

■『ザ・ランブルフィッシュ』[PS2]
 「ヒカリ」、当て身キャラでプレイ中です。
多間接による独特の滑らかなカクカクした動き、服が破けるダメージ表現、"動き"的には面白い作品です。
いかんせん、ゲージが2種類あるなどシステムを複雑化し過ぎています。
また、当時、キャラクターが人気を引っ張っていた時代に、あのデザインはないだろう・・・・・・。
多方面に触手を伸ばさず、"動き"と、ミーハーだが、その当時に流行るキャラクターに拘っていれば──。

■『LUPIN the Third 峰不二子という女』
 【新番組】です。
絵柄、「ルパン」達の性格も、"初期の荒っぽさ"を踏襲した作品となっています。
オープニングを見て、映像だけ凝った作品だった嫌だなと思っていたのですが・・・・・・見てみれば、個々の話は独立しているのに「次を」と4話、一気に視聴できる作品でした。
万人向けにカスタマイズされていない「ルパン」一味&「銭形」が、楽しめる作品です。

表.[12/06/17(日)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A エウレカゼブンAO 第7話 [トゥルース],舞台は沖縄へ;[ナル]の記憶,夢≠現実。
A スーパーナチュラル・ザ・アニメーション 第21話 【ピックアップ】参照。
第22話
A LUPIN the Third 峰不二子という女 第5話 放浪中の[次元],[ルパン]と邂逅。
第6話 女学校,[峰不二子]先生登場の巻。
第7話 収容所,終末時計。
第8話 命日を取り返す?,命日を言い当てる占い師。
A ふしぎの海のナディア 第11話 科学にも善と悪。
A ヨルムンガンド 第2話 戦場に・・・追加注文,パイプライン争奪戦。
第3話 殺し屋コンビの急襲・・・。
第4話 この世界,やさしい君にやさしくない。

【ピックアップ】[06/17]

■『スーパーナチュラル・ザ・アニメーション』
 最終回直前と【最終回】です。
1ヶ月前から予兆が止む、いなくなった「サム」、この世の終わりの予言・・・・・・クライマックスです。
「サム」のような能力者達が集められたゴーストタウンで、サバイバルゲーム開始!!──えっ、「サム」死す!?。

 「ディーン」、「サム」の為に・・・・・・。
地獄の扉の前での戦い、ピンチの時に予想通り、"彼"が──。

 なぜ、わざわざ実写ドラマをアニメ化するのか不思議だったのですが、最後まで見れたので、それなりに意義があったのかと思います。
視聴完了まで、大分、時間がかかりましたが。

表.[12/06/18(月)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A 謎の彼女X 第11話 [星ノ瞳祭],中学時代の思い出の相手vs.ダンボールロボ仮装少女。
A 黄昏乙女×アムネジア 第11話 [夕子]から見えなくなった!?,交換日記,オコノギ式ドロップ。
A ヨルムンガンド 第5話 [ココ]兄[キャスター]と用心棒[チェキータ];それでも僕は世界が好き。
第6話 蝶大好き[Dr.マイアミ];雪山へ。
第7話 待ち伏せ,雪山での戦闘;vs.二丁拳銃。
第8話 世界は人の心で点火する。
第9話 海水浴,必殺[ヨナ坊投げ]。

【ピックアップ】[06/18]
特になし。

表.[12/06/19(火)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A 這いよれ! ニャル子さん 第11話 迷子[グタタン]登場。
A 氷菓 第9話 未完の推理劇の真相を看破する・・・三者三様。
A 君と僕。2 第12話 [しず姉]・・・憧れの人,結婚。
A ヨルムンガンド 第10話 vs.[バルドラ]撃滅;砲手[マオ]。

【ピックアップ】[06/19]
特になし。

表.[12/06/20(水)]鑑賞アニメ,プレイゲーム
区分 作品名 補足 メモ
A 僕は友達が少ない 第7話 携帯アドレス交換;[ターンAU]って。
第8話 クーラ故障⇒真の姿;ゲーム[聖ジョーズ学園]。
A WORKING!! 第10話 休憩室,シフト間違いできまづい二人;[伊波]PowerUp。
第11話 [デイジー],クマのぬいぐるみ。

【ピックアップ】[06/20]
特になし。

(記:スッタコ小僧)

2013年2月 6日 (水)

【書籍】『忘られぬ死』再読

 「アガサ・クリスティー」著、名探偵の登場しないノン・シリーズ、【推理小説】です。
お馴染みの探偵達は登場しませんが、著者の"犯人隠しの妙"が、"いつも通り"味わえる作品となっています。

 "いつも通り"と記載したのは、著者の作品に慣れ親しんでいる読者には、"うっすらとパターン"が見えてしまうかも・・・・・・と言う点があるからです。
しかし、私は、今回も騙され、「やられた~」との嬉しい感想を味わう事ができました。
(大分期間が空いての再読だった事も影響していると思いますが。)

~~~
 裕福だった姉「ローズマリー」の自殺・・・・・・しかし、その自殺に疑問を持つものが二人。
妹の「アイリス」、そして「ローズマリー」の夫「ジョージ」。
「ジョージ」が犯人を炙り出す為に開いた夕食会にて、また殺人が・・・・・・。
~~~

 さて、最後に著者の作品一覧(過去記事)へのリンクを──。

『アガサ・クリスティー百科事典』

(記:スッタコ小僧)

【映画】『猿の惑星:創世記』を見た

 「ジェームズ・フランコ」主演の【SF】映画の金字塔──の過去を描く作品です。
過去・・・・・・映画、アニメ、果てまたゲームでもヒット作について、物語の起点となる"ゼロ"を描く作品が出てくることがある。
"嵌れ"ば大いに面白いのですが・・・・・・外れると悲惨な目に。

~本作は、後者の方かと思います。~

 そもそも、『猿の惑星』は"ゼロ"を描く作品として適切だったのかが大いに疑問です。

 不時着した惑星では人間が猿に支配されていたが、実は、その星は──。

上記の衝撃の"一発ネタ"が、リメイクもされた『猿の惑星』の醍醐味です。
"ゼロ"起点として、猿が人間を超える知能を持った理由を明かされても、正直、面白いとは思えません。
他の"ゼロ"作品のような、最大の悪役の誕生秘話を描く、仲違いの秘話を描く、前回の戦いを描く・・・・・・ではなくて。
(劇場公開時に感じた上記の思いは、DVD視聴で残念ながら、裏づけされる事になりました。)

 確か、本作は"その頃?"、まだ流行りだった「3D」映画でもなくて、特撮らしき特撮は、動物達が自由に動き回る所・・・・・・。
普通の動物達が暴れまわる映画は、『ジュマンジ』で、たくさんです。

 結局、印象に残ったのは『ハリー・ポッター』シリーズで、「ハリー」にライバル心を燃やしていた少年⇒青年の出演者のみです。
ああ、ここでも悪役をやらされているんだな、と。

(記:スッタコ小僧)

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