【書籍】『暁天の星 鬼籍通覧』読破
「椹野道流(ふしの・みちる)」著、検死解剖を行う法医学教室を舞台にしたジャンルは・・・・・・後での小説です。
図書館でいつも複数巻見かけ、よく読むノベルス形態だったので、気にかけておりました。
けれども、学がないのか「壺中の天」ぐらいしか意味が分からないタイトル、サブタイトルおよび著者の名前を含めて、何かが気にかかり、避けておりました。
読み本が"切れた"為、古本屋で105円小説を漁っていた所、何故かシリーズ一作目のみ、文庫版の本書を見つけました。
~珍しいなぁ、普通、105円となる小説はドラマ、映画化などで人気が出て沢山、出回っている著者、シリーズが多いのに。~
上記に該当する著者、シリーズであれば、第一作目といわず、シリーズ多数巻が存在するはずなのに一作しかないとは。
ちょっと不思議に感じました。
何はともあれ、『鬼籍通覧』シリーズに入門するいい機会だと思い、早速、購入し読み始めました。
~前述の気にかかっていた事、不思議に感じた直感を信じるべきでした。~
私的には、大変「ガッカリ」した作品です。
他の作品を読めば良かった・・・・・・結末までは、続きが気になり"すいすい"読めたのですが、結末に久しぶりに「ズコーッ」です。
ただこの結果は、「あらすじ」の書き方にも問題が多大にあると思います。
今思えば、「ノベルスの人気シリーズ登場!」との記載で、どこにも【推理小説】との記載はないのですが。
~本作は、【ホラー小説】です。まあ、結論のない、テレビドラマで言うところ『Xファイル』みたいな作品として臨んでください。~
じゃないと、私みたいに最後まで読み進めて、ガクーンとなります。
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電車へ身投げ、道路に飛び出し事故・・・・・・関連のない自殺、事故と思われていた事件に事件発生前の被害者の行動及び死体に共通点が・・・・・・。
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ほら、あらすじと序盤だけ読むとどんなトリック、どんな共通点が──とミステリー好きは興味を抱くはず。
けれども、それは裏切られますので、ご注意を。
後半、変な隠しと無駄な動きが多いのも、閉口です。
被害者の共通点を探る部分で、何故、"ワンクッション"置くような"改名イベント"を持ってくるのか。
何の意味があったんだ?。
(記:スッタコ小僧)
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