【書籍】『とある飛行士への夜想曲(上)(下)』読破
「犬村小六(いぬむら・ころく)」著、大空を翔る一人の飛行士に焦点を当てる【ファンタジー・アクション】作品です。
同シリーズの劇場アニメ化作品を見たのですが、正直、"いまいち"の印象でした。
なので、原作である小説を読んでみたらどうかと思い、手に取った作品です。
内容を知っている『~追憶』はつまらないので、別の作品を読んでみたのですが・・・・・・。
~えっ、敵方の話!?~
と吃驚です。
「天ツ上(あまつかみ)」軍のエース、皇国に"魔犬"と恐れられる「千々石武夫(ちぢわ・たけお)」の物語──。
『~追憶』を見た自分には、どうしても"海猫"側に肩入れしなくなるので、あらすじと"海猫"との"第2回戦目"を読んだ時は、この主人公で大丈夫かと心配していました。
また、「天ツ上」の国民的歌手の名前が「水守美空(みずもり・みく)」・・・「ミク」って。
なんだか、不安だらけの出発だったのですが──
~杞憂です。本作を読み終わる頃には、すっかり「千々石」ファンとなります。~
ベタな展開なんですが、熱くなる・・・・・・また、著者の"好き"が、存分に伝わってくる内容です。
本作を読んで、やっとシリーズの良さが分かりました。
この分では、『~追憶』も原作小説を読んでみないといけないかも知れません。
さて、最後にアニメの感想へのリンクを──
(記:スッタコ小僧)
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