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2012年10月13日 (土)

【書籍】『エラスムスの迷宮』読破

 「C・L・アンダースン」著、「フィリップ・K・ディック賞」を受賞した【SF】小説です。

~SF小説って、面白いものは格別、面白い。~

 本作は私が"嵌りやすい"、所謂、艦隊モノや特殊能力系ではありませんが、堪らないサスペンス感があります。
年齢や不死が操作できる世界"感"は、この後に見た映画『TIME/タイム』の方が格別ですが、その部分を「一未来」として含める掴みきれない広大な世界"観"。
まあ、その世界観と事件の壮大さと比較すると少し登場人物が少ない感じを受けましたが、複数人の視点で、且つ視点を描かれた登場人物の描きの深さが読後の満足感に繋がったのでしょう。

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 戦争を回避する為、ホットスポットをいち早く検知し、調停する守護隊。
その守護隊でかつて敏腕指揮官として働いていて、事件により引退した「テレーズ」にかつての大恩人の死の知らせが・・・・・・。
その遺言により、現場に復帰する事になった「テレーズ」を待っていたのは──。
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 時々、難解で良く分からない読後感を与える作品も多数ある【SF】というジャンル。
映像で見ると"未知/未来"の面白さがあるので耐え得る作品もあるのですが、小説だと読んだ人によって感想が大きく分かれる事がある・・・・・・。
たまに読んだ時に"当たり"にヒットすると格別の嬉しさがあります。
(まあ、~賞受賞で選んだり、そもそも海外作品は多くの作品から選別されて邦訳されているだけに、"ハズレ"は少ないとは思うのですが。)

(記:スッタコ小僧)

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