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2012年9月30日 (日)

【書籍】『一年でいちばん暗い夕暮れに』読破

 「ディーン・クーンツ」著、サスペンス&超常現象・・・・・・著者お得意の、「クーンツ」節を活かした【サスペンス・ファンタジー】小説です。

~謎を全て解明しないまま、あいまいに終わるのは嫌だ。~

 上記の感想を持つ方には、「クーンツ」作品全般はお薦めできません。
でも、私も昔は上記の感想を持つ者でしたが、「クーンツ」作品について、のめり込んでいったので、視点を変えるいい機会、いい著者なのかも知れません。
(ただ、私が読んだのはSF・ファンタジーでタネがある『ライトニング』でしたが。)
また、本作は「ゴールデン・レトリバー」好き、つまり犬好きの方には別の点で楽しめるかも知れませんが、"あいまい"に終わる点が多いので、『オッド・トーマス』シリーズの一作目当たりがお薦めです。

 さて、本作の感想に戻ると「何が起こっているんだ」、「色々な人物が出てくるが・・・」と個々の繋がりが分からないながらも、各登場人物の魅力にて読みが止まらず、最後に一気に収束して解放・・・・・・その緊張感が堪りません。
ちょっと疲れが溜まり、本を読むのが億劫で、大分、"読む"ペースが落ちていた私にとって、"小"復活の作品となりました。

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 引き取ったゴールデン・レトリバーに漂う不思議な雰囲気。
その雰囲気に触発されて、前に進む事を決意した「エミリー」と「ブライアン」。
雰囲気と共にある災厄の予感・・・・・・2人への計画された悪意が実行に移される。

 不思議な犬「ニッキー」、彼女の目的/役割とは──。
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(記:スッタコ小僧)

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