【書籍】『探偵小説のためのインヴェンション「金剋木(きんこくもく)」』読破
「古野まほろ」著、何となく読みにくい文章・独特の設定・論理的な謎解き──著者の"本格"推理問題をいつも通り詰め込んだ【推理小説】です。
~現実近似世界設定での謎に行き詰ったのか、今回は"人外"密室ときました。~
別の著者達にて、"超能力"や"未来・宇宙人"を扱った【推理小説】なんかがあるけど、現実世界にはない特殊な設定を持ってくるのは別に嫌いではありません。
~でも、本作は「ルール」が多すぎるのが難点かな。~
問題の前提、問題のヒントを読み込むハードルが上がり、単純に楽しめない作品です。
まあ、著者の作品は、著者の出題した謎との"勝負"的な雰囲気があります。
その心意気で読まないと「驚きたい」という気持ちでは面白さを得る事が出来ないのは、いつも通りなのですが。
再読時に、最終的な感想を判断するとして、本シリーズをまず読破してしまうとするかな。
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ぞなぞな~、天才(自称美少女)陰陽師「小諸るいか」と受難のかるた名人「水里あかね」。
彼女の先輩、同級生達との恐怖ドライブが、恐怖の廃校舎お泊りに変わる・・・・・・。
さて、「あかね」達は無事、人間のまま、そして、地元へ帰れるのか!?。
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さて、最後にシリーズの感想(過去記事)へのリンクを──
『探偵小説のためのエチュード「水剋火(すいこくか)」』
『探偵小説のためのヴァリエイション「土剋水(どこくすい)」』
『探偵小説のためのノスタルジア「木剋土(もくこくど)」』
(記:スッタコ小僧)
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