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2012年4月16日 (月)

【書籍】『童話を失くした明時に 薬屋探偵怪奇譚』読破

 「高里椎奈(たかさと・しいな)」著、うーん、何【小説】なんだろう。
当初は本シリーズ、内容および著者の記述より、"中間"・"不明瞭"にて独特の雰囲気を醸しだしているなぁ──と良い面で捉えていたのですが、「妖」面・「推理事件」面におけるバランス or ボリューム不足からか、どうも読んだ後、満足できないシリーズです。
全てを満たしてくれる作品などそう多々あるわけではありませんが、こう、何か読んだ気にさせない作品も不思議です。
(その実体が不明瞭な所が、"妖"小説っぽい・・・のかな。)

 本作では旧家におけるホラーテイストもありますが、何か、面白いエピソード/展開が足りない。
探偵達が依頼人の家を向う新幹線の中、なんでこんな出遭いエピソードを挿入するかと不思議に思っていたら・・・・・・はぁ、ここに繋げるのか。
(全く"関係なかった方が著者らしかった"と思いました。)

~読み込みが足りないのかな・・・・・・。~

 でも、デビュー作は再読しても、同様の感想だったし・・・・・・。
「・・・」が多い感想となったなぁ。

~~~
 名探偵オーラは所持しているが推理は"からっきし"の「鬼鶫(きのつぐみ)」探偵への依頼。
亡くなった祖父が残してくれた本、しかし、その内容が"変化"する怪奇現象に苦しむ依頼人。
果たして、祖父は依頼人を恨んでいたのか、その真相を突き止めて欲しいと──。

 「鬼鶫」の性格&能力良く知る助手「佐々稀一(ささ・きいち)」は、こっそり助っ人要請。
怪奇現象に強いと噂の薬屋を訪れる・・・。

 果たして、事件に"妖"は絡んでいるのか、事件の真相は如何に。
~~~
 
 さて、最後にシリーズの感想(過去記事)へのリンクを──

『ソラチルサクハナ 薬屋探偵怪奇譚』
『天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚』
『ダウスに堕ちた星と嘘 薬屋探偵怪奇譚』
『遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚』

(記:スッタコ小僧)

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