【書籍】『縛り首のN』読破
「スー・グラフトン」著、タフではないが"ガッツ"がある点が好感を誘う女探偵「キンジー・ミルホーン」が活躍する【推理小説】です。
不定期恋人(!?)「ディーツ」の紹介にて、とある未亡人の悩みを解決する事になった「キンジー」。
事件性がないと思われた依頼だったのですが・・・・・・ここまで行くと、とことん運が悪いとしか思えない、ツキのない「キンジー」、再び自身の命の危機に晒されます。
探偵の地道な捜査、突然の危機によるスリル、そして真相が絶妙にミックスされているシリーズです。
「キンジー」の隣人達による"盛り上げ(!?)"により、陰惨&つらい事件の中でも一方的に暗くなる事がないのが、私にとっては読み易い点の一つかも。
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心臓発作にて死亡した警官の夫が最近、悩んでいた事は何か──未亡人の心残りを晴らす為、調査を開始した「キンジー」。
閉鎖的な町、そして「キンジー」に関する不当な噂により、捜査は困難に。
でも、そこが「キンジー・ガッツ」の見せ所、逆にやる気を誘い、やがて、"真相到達直前"に「キンジー」を待っていたモノとは!!。
ファイトだ、「キンジー」!!!。
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そろそろ(読書が最新作に)追いついてしまう勢いの本シリーズ、次の巻が楽しみです。
さて、最後にシリーズの感想(過去記事)へのリンクを──。
『アリバイのA』
『泥棒のB』
『死体のC』
『騙しのD』
『証拠のE』
『逃亡者のF』
『探偵のG』
『殺人のH』
『無実のI』
『裁きのJ』
『殺害者のK』
『無法のL』
『悪意のM』
(記:スッタコ小僧)
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