【書籍】『蒼林堂古書店へようこそ』読破
「乾くるみ」著、小さな細長い古書店を舞台に日常のちょっとした謎を推理/推測する、背面の記載を借りると【ピュアハート・ミステリ】です。
少し前に色々と著者の作品が取り上げられて/話題になっていたので、久しぶりに著者の作品を手に取りました。
あらすじからデビュー作『Jの神話』のような色々な意味で衝撃を与える作品を期待した訳ではありませんが・・・・・・弱い、色々な面が弱すぎる。
その為、短編の合間合間の古書店長「林雅賀(はやし・まさよし)のミステリ案内」を楽しむ事にしても、弱い、こちらはテーマと"文"量が弱い。
・ヒッチコックと推理小説
・邪魔が入らない場所
・土俗信仰から都市伝説へ
・・・・・・
などなど、ちょっと視点を変えたテーマもありますが、大多数は今までもあった視点の「名称-言い換え」。
良い点はというと今まで海外作品ばかりに触れてきた私には、日本の、今まであまり読んでいなかった/知らなかった著者の名前が多数でてきたので、知識になったという所かな。
舞台が昔、または昔に残された暗号ならまだしも、現代の日本にて「○○一○」を使った暗号を安易に持ってくるのは嫌なんだよなぁ。
もともと"暗号解読"モノ(※)が好きではない事も影響しているけど・・・・・・。
※「松岡圭祐」さんの作品で、いままでと異なった点で2つ程、暗号を扱った内容で良かったものが(ここ最近で)あったけど。
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鰻の寝床のような長い古書店、奥のカウンターにて百円以上お買い上げした人(本売却でも可)への一杯のコーヒーサービス。
そんな古書店の店主/マスター「林雅賀」と常連さん達との触れ合い。
かつての同級生で友人の「大村」。
近くの電気店で古書店の跡継ぎを狙う!?「柴田」少年。
小学校教師でマスターの書評時代からのファン「茅原しのぶ」。
おっともう"一人"、黒猫の「京介」。
彼らが日常、遭遇したちょっとした謎と四十歳を迎えたマスターの・・・・・・。
~~~
(記:スッタコ小僧)
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