【書籍】『遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚』読破
「高里椎奈(たかさと・しいな)」著、三匹(!?)の妖達が人と妖のトラブルを解決する──【推理小説】、違った【便利屋】物語です。
(「早く人間になりたーい」ではありません。どうも店主「秋」は何かに追われているような事を匂わしていますが。)
相変わらず目を引く奇抜なタイトル(※)ですが、相変わらず《問題下手(べた)》だなぁとの感想です。
※ 「薬屋探偵怪奇譚」シリーズとなってからは表紙のオブジェも見所。
・今作では「座木」が中学校の先生として、調査のために潜入
・「秋」と「リベザル」がデパートで強盗とバッタリ、人質に・・・
なかなか面白ろそうな展開を持ってきてくれたなぁと思っていたのですが、うーん。
特に前者、"種族の特性"から「秋」に釘を刺されていたけれども、その方面にて"ちょっとしたエピソード"があればいいなぁと期待していたのですが、残念。
後者は解決に時間をかけた割りには、それに見合った驚きがなく・・・・・・金策に困っている妖を印象づけるのであれば、もっと別でも良かったのでは。
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加害者、被害者、そして自身の名前も明かさない依頼人。
「関わると不幸になる」という噂がたてられている同級生がいうという。
噂の原因、真相を薬屋の面々に依頼、早速、調査の為に学校へ乗り込んだ「座木」。
関係構築と怪しい人物盛り沢山で苦労する「座木」、その頃、「秋」と「リベザル」は──。
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さて、最後に『薬屋探偵怪奇譚』シリーズの感想(過去記事)へのリンクを──。
『ソラチルサクハナ 薬屋探偵怪奇譚』
『天上の羊 砂糖菓子の迷児(まよいご) 薬屋探偵怪奇譚』
『ダウスに堕ちた星と嘘 薬屋探偵怪奇譚』
(記:スッタコ小僧)
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