【書籍】『GOSICKⅧ 下─ゴシック・神々の黄昏─』読破
これぞ、【最終回】──「桜庭一樹(さくらば・かずき)」著、体は小さくても声は老婆で頭脳は"灰色狼"の「ヴィクトリカ」と日本の少年⇒青年「久城一弥」の【絆の物語】完結です。
最後の最後に【推理小説】でなくなってしまったのが残念ですが、前述通り【アニメ】版では消化不良だった最後が上下巻にて"挽回(≠"卍解")です。
(ただ、この文量で上下巻にわざわざ分ける必要があったのか──という点はありますが・・・。)
・「ヴィクトリカ」の逃避行、回想される母の救出劇、新大陸を目指す古き面々。
・元気な「アブリル」、戦火の中、いとこ「フラニー」との・・・・・・。(【アニメ】では描かれなかった[1])
・手紙とは裏腹に生と死の中を懸命に駆け抜ける「一弥」、そして・・・・・・。(【アニメ】では上官に厳しくなるかど余計なエピソード追加)
加えて、最後の最後のエピソード(【アニメ】では描かれなかった[2])が心憎い!!。
もう一回、いやDVDとかで原作と同じ最終エピソードを描いてくれないかな、【アニメ】版。
【アニメ】版ならでは・・・・・・といった原作が続いている場合の【最終回】もあるけど、本作の場合は「原作を短縮」&「ちこっとの改変」だったので。
なにわともあれ、【最終巻】を迎えてくれました。
どんな作品も最後を迎えると「終わってしまった」寂しきがあるけど、きちんと「終わってくれた」との安心感があります。
さて、最後にシリーズ感想(過去記事)へのリンクを──。
(未読の『Ⅶ』は今後、読む予定です。)
『GOSICK─ゴシック─』
『GOSICKⅡ─ゴシック・その罪は名もなき─』
『GOSICKⅢ─ゴシック・青い薔薇の下で─』
『GOSICKⅣ─ゴシック・愚者を代弁せよ─』
『GOSICK s─ゴシックエス・春来たる死神─』
『GOSICK sⅡ─ゴシックエス・夏から遠ざかる列車─』
『GOSICKⅤ─ベルゼブブの頭蓋─』
『GOSICKⅥ─仮面舞踏会の夜─』
『GOSICK sⅢ─ゴシックエス・秋の花の思い出─』
『GOSICK sⅣ─ゴシックエス・冬のサクリファイス─』
『GOSICKⅧ 上─ゴシック・神々の黄昏─』
(記:スッタコ小僧)
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